2020年11月17日発売
日々進化するサイバー犯罪に対抗するため『クー・フーリン』という高度なセキュリティ製品を扱うショウは、かつての友人で今は行方不明のサクを探していた。その中で、ショウは未曽有のサイバー事件に巻き込まれていく。サイバーセキュリティに携わる者が取る帽子は2つー彼らが選ぶのは秩序を守る白の帽子か、それとも混沌をもたらす黒の帽子か。
「……こっちだ」 「はい! さすがは、ユウリ様!」 言えない。発言する機会を窺ってたせいで、一時間も前から道を逸れてるだなんて言えない。 Sランク冒険者・ユウリはコミュ障である。 ……が、誰にも打ち明けられないまま、パーティへ加入することになってしまった! 断る隙も勇気もないユウリを横目に、周囲の期待はウナギのぼりーー!? そんな気ないのに気が付きゃ無双のモテモテ状態。まるでラノベみたいな世界だなぁ。 「都合が良すぎる」と疑うこともなくーー。
海上都市ベルネーゼでの戦いを終えた魔王アシトたちは、リョウマと別れ本拠地アシュタロト城へと戻る。しかしそこに、先の魔王サブナクとの合戦で禍根を残し、アシトに恨みを抱くイスマリア伯爵から会談の依頼が舞い込んだ。罠と知りながら渦中に飛び込まんとするアシトだが、そこで意外な人物と遭遇しー?“リビルディング・マイソロジー”異世界魔王英雄譚!
現役女子高生作家が紡ぐ、鮮やかな人間賛歌 ★遠くへ行きたい 田中花実は、中学2年生になった。前作『太陽はひとりぼっち』からのバディ、佐知子とは相変わらず仲良し。ある日、二人は少女と出会う。よかれと思って少女のために行動した二人だが、思わぬところから、深い社会問題に踏み込んでしまう結果に。笑いあり、涙あり、生きることへの肯定感を滲ませる「るりかワールド」はより広がり、深みを増す。 ★私を月に連れてって デビュー作『さよなら、田中さん』、前作『太陽はひとりぼっち』でも、常に名脇役として登場する2階の住人・賢人が主役の物語。相変わらずむさ苦しく、世捨て人となっている賢人がある日突然恋に落ちる。そのお相手とは……?そして、その恋が、彼の生活、人格すべてを変えていく。賢人が見つけた鮮烈な「恋」の行方は……? ★夜を越えて 今作の『遠くへ行きたい』を受けて誕生した作品。授業の一環、職場体験で出会った「ぶーさん」。彼女は、花実のお母さん・真千子の昔を知る人物だった。実の娘の花実にすら一切を語らない、真千子の壮絶な過去の一端が紐解かれる。そこで描かれる真千子の少女時代。そして、その時代から続く熱い想い、絆に心が震える一編。 【編集担当からのおすすめ情報】 『さよなら、田中さん』、『太陽はひとりぼっち』の続編で、これまで登場した様々な人々の生き様が詰まった3編です。昨年のテーマが「太陽」で、今作品は「月」。デビュー作から続く愛すべき登場人物達のその後や現在。より広がり、深みが増した「るりかワールド」を、現役女子高生作家が描く人間賛歌を、堪能してください。ハッとさせられ、笑って笑ってじーんと涙する。そんな一冊です。どうぞよろしくお願い申し上げます。 目次 遠くへ行きたい 私を月に連れてって 夜を越えて
人形を思わせる色男の岡っ引き、 佐七が次々と江戸の事件を解決していく推理劇 。 「 銭形平次 」 をはじめとする 五大捕物帳 の一つで 、横溝自身も格別に愛着を持っていたシリーズです 。 最新の研究であきらかにされた全180 篇を 、 綿密な校訂のもと初めて発表順に完全収録しました 。
海自の八八艦隊と空自のF-35B艦載機隊によって、日本は中華連邦の東京空襲を防いだ。しかし混沌とする台湾をめぐり、米中が動きを見せる。台湾上陸作戦だった。核戦争や第三次世界大戦にもつながりかねない米中対立を避けるため、日本はついに戦後の平和国家を否定する苦渋の決断に至る。自国の安全と東アジアの恒久平和に向け、陸海空自衛隊が総力を挙げて台湾方面へ南下、中華連邦軍に最終決戦を挑むのだった。日本は、はたして台湾を正常化させ、米中冷戦を回避することができるのか!?そして日米中の思惑が交錯するなか、核ミサイルを搭載した中華連邦の戦略型原潜が行方をくらます!