小説むすび | 2021年1月8日発売

2021年1月8日発売

愚か者の島愚か者の島

著者

乾緑郎

出版社

祥伝社

発売日

2021年1月8日 発売

この島には、人を狂わせる何かが、あるーーーー 自然主義に傾倒し、原始的な二人きりの生活を夢見る不倫カップル。 息子を引きこもりから脱却させるため、全てを捨ててきた教師一家。 ある野望を胸に、島の買収を画策する女社長と従者。 ーーそして、恋人を殺して逃げてきた男子大学生。 南の孤島で事情ワケありの男女が出会うとき、〈ふれもの〉になるのは誰だ!? 何でこの島が〈フリムン島〉と呼ばれているのか知っているかい? 独自の自然主義に染まった元医師・土岐周一郎と不倫相手の北郷咲良は家族も仕事も擲って、沖縄の遥か南に位置する無人の〈フリムン島〉にやって来た。新たな人生の幕開けに高揚する二人はしかし、そこに先住者が潜むことを知らなかった。 ーー恋人を殺し逃亡の果て、島に辿り着いた苅部公則。 警察沙汰を恐れる公則は、理想に囚われた無知な二人が来て早々いがみ合いを始めるのを見て、仕方なく助けの手を差し伸べた。 正体を偽る公則と二人の奇妙な共棲はうまく運ぶかに見えた……。 だが、土岐に感化された親子、島ごとVIP向け宿泊施設にする野望の女社長らが、相次いで上陸。 やがて島は、人間のエゴと憎しみがぶつかり合う “愚か者の島” と化していくーー。

ラストは初めから決まっていたラストは初めから決まっていた

出版社

ポプラ社

発売日

2021年1月8日 発売

☆迷走する恋、疾走する小説。 ☆恋愛における、ありとあらゆる感情を味わえる媚薬小説。 ☆『エンキョリレンアイ』の著者が15年ぶりに放つ、せつない胸キュン小説。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++ 結末がなかったら、作品は「いつまでもつづく」になってしまうか、あるいは、 単なる「書きかけ」のままで終わってしまう。書き上げられないまま、作者が 死んだってこともあるかもな(言っておくけど、僕は死なないし、主人公も彼 女も死なない。どっちかが死んで終わるラブストーリーほど、僕の嫌いなもの はない! ラブストーリーで片方を死なせるのは、作者の怠慢である! 鼻息 荒いぞ)。----本文より +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 【担当編集者からのメッセージ】 『空と海のであう場所』で読者のハートをわしづかみにした著者の、純度100 パーセントの恋愛小説です。失恋中の人は癒され、慰められ、恋愛中の人は励 まされ、勇気をもらえます。恋愛なんて自分には縁がないと思っている人にも、 過去の恋愛をなつかしみたい人にもおすすめします。おまけに、読み終えたあ とには「恋愛小説の書き方」がマスターできている! という前代未聞の恋愛 小説。人を好きになるって、こういうことだよなぁ、と、男性読者である僕も しみじみ感動してしまいました。今日マチ子さんの装画にもご注目を!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP