2021年2月8日発売
残酷な遊戯・花妖残酷な遊戯・花妖
誰も知らなかった坂口安吾の未発表小説、現る!! 戦後の新聞小説『花妖』の原型は、戦前に書かれていた! 安吾が生涯追い求めた長篇のヒロイン”雪子”。 その名を持つ魔性の女を描いた、新発見小説「残酷な遊戯」と ”安吾文学の一つの頂点”と評される「花妖」オリジナル版など 花粉舞い散る妖かしの系譜をたどる作品群。(帯文より) 小さな部屋 山麓 麓 麓〔戯曲〕 残酷な遊戯 「花妖」作者の言葉 花妖 解説対談 浅子逸男・七北数人
書店員と二つの罪書店員と二つの罪
ベストセラー「書店ガール」シリーズの著者が描く、慟哭のミステリー 書店員の椎野正和は、ある朝届いた積荷の中に、少年犯罪者の告白本があるのを知って驚く。それは、女子中学生が惨殺され、通っている中学に放置された事件で、正和の同級生の友人が起こしたものだった。しかも正和は、犯人の共犯と疑われてしまい、無実が証明された後も、いわれなき中傷を受けたことがあったのだ。書店業界が「売るべきか売らないべきか」と騒然とする中、その本を読んだ正和は、ある違和感を覚えるのだが……。 出版・書店業界の裏事情を巧みに盛り込んだ、著者渾身の長編小説。
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