2022年7月19日発売
“芝居”というキーワードが彼らを取り巻いていた。学園祭でヴァンツァーは舞台の主演を務め、ライジャには課外活動関連の出演依頼がきて、レティシアは大学のセミナーの仲間たちが企画した舞台で「かわいそうな孤児」の役を演じることに!?一方、ジンジャーも全方位球形劇場のこけら落とし公演の無重力遊泳インストラクターにジャスミンとケリーを引っ張り出した。ジャスミンはルウとリィとシェラを誘い出し、演技のプロに意見を求めていたヴァンツァーとレティシア、ライジャも同行するというフルメンバーが集ったのだ。
新宿歌舞伎町のクラブホステス・中村愛が絞殺死体で発見された。容疑者として浮上したのは、新宿署生活安全課の高橋警部。十津川とは同期だった。店のナンバーワンの売れっ子で、ストーカー被害に悩んでいた彼女から相談を受けたことで親しくなったという。愛の死亡推定時間に、高橋は歌舞伎町の交番で若い巡査とずっと一緒だったというアリバイがあり、安堵した十津川だったが…。「哀しみの余部鉄橋」他、「殺しの風が南へ向かう」「最終ひかり号の女」「北への危険な旅」「石勝高原の愛と殺意」の傑作五篇を収録。
東京で派遣社員として働いている工藤紗栄子は、三十歳を過ぎ物足りない毎日を送っていた。そんな時、青森でねぶた師として活動している兄・春馬が病に倒れたと報せが入り、紗栄子は帰郷する。「必ず渾身の作を祭りに出品する」と言う春馬だったが、病状は芳しくなかった。春馬を手伝う決意を固める紗栄子。しかしねぶた祭が迫る中、春馬は入院してしまい…。ねぶた師であった亡き父から兄へと継がれた魂を、形にできるのは私しかいない。女ねぶた師・紗栄子は瞬刻の輝きを青森の夜空に描くことはできるのか!?時代を駆けて筆を揮う稀代の歴史小説家が、令和の青森を舞台に女ねぶた師を活写する!
『奇跡の子』が集った新進気鋭の天才冒険者パーティー『黒虎』で、唯一頼りない支援術士と思われていた少年、ソル・ロック。力不足だとリーダーから追放宣言を受けたソルだが、彼の本当の能力『プレイヤー』は、『仲間』に強力なジョブやスキルを与え超強化する神の如き最強の力だった!『奇跡の子』の力が実はソルが与えたものだと気付いていた『鉄壁』のリィンと『癒しの聖女』ジュリアと共にパーティーを抜けたソルは、次は誰にも邪魔されぬように『プレイヤー』本来の力を解放し最強パーティーを創り上げるー。『封印されし邪竜』『囚われの妖精王』『死せる神獣』『虚ろの魔王』、果ては『呪われた勇者』に至るまで。たった一体でも世界を相手にできる怪物たちを『仲間』としたソルによる、圧倒的『プレイヤー』無双が今始まる!!
俺をこんなに幸せにしたのもアンタだし、 いまの俺を作っているのもアンタだ、ユドハ 孤独な傭兵だったディリヤと、金狼族の王代ユドハ。 より深く想いを交わらせ、独占しあうふたりは、愛する息子アシュたちと毎日たのしく暮らしている。 「ユドハのそばで戦える男でありたい」 護衛官として働き始めたディリヤは、旅先で同じアスリフ族のイェヒテと再会。 冷たく禍々しかったディリヤの変化に驚愕するイェヒテを巻き込み、きらびやかな与都を舞台に大活劇! 高級賭博場の潜入捜査、アシュの初めてのケンカ友達、 ついにユドハがディリヤに【一番強くて、賢くて、性格も良くて、立派な狼】として売り飛ばされる!? そして同族との出会いは、ディリヤも覚えていない過去の記憶を揺さぶり始め…! 【人物紹介】 ユドハ/ ディリヤを愛する金狼族最強のオス 。 ディリヤ/ 元・敵国の兵士。強く、厳しく、優しい男。 アシュ/ ユドハとディリヤの間に生まれた金色の狼の仔 。 ララ&ジジ/ アシュの弟で双子。まだ赤ちゃん。
支配される側・Subであるキョウは、ある日チャットで支配する側・Domを自称するナギと出会う。Subのイメージとかけ離れた派手な見た目で、自分を擬態するキョウとDomらしくない紳士的でクソ真面目なナギ。一夜限りの暇つぶしの相手…そう思っていたはずなのに直接会い、会話を交わすごとに、不思議と興味を惹かれていくー。溺愛と支配を織り交ぜた、話題のDom/Subユニバースの傑作がついに書籍化!!