2024年10月30日発売
「伊豆の踊子」論 現実と創造の境域「伊豆の踊子」論 現実と創造の境域
新しく、鮮明に浮かび上がる“読み”。何度も教科書に掲載され、繰り返し映画化された川端康成の「伊豆の踊子」。日本人にとってもっとも馴染みある文学作品のひとつであるが、その成立過程などはいまだ未知の領域を残すー。本書では、小説「伊豆の踊子」を形成する要素を複合的に検討し、新たな「伊豆の踊子」論を浮かび上がらせる。
人質として嫁ぎましたが、この国でも見捨てられそうです人質として嫁ぎましたが、この国でも見捨てられそうです
従属国の証として大帝国の皇太子アランのもとへ嫁ぐことになったマリエットとアニエス。虐待を受けながらも心優しい王女に育ったマリエットは側妃として、一方、創生主の神子と崇められて育った気位の高いアニエスは正妃として。しばらくは白い結婚という形だが、美しい心を持つマリエットにアランは引かれ愛し合うようになる。しかしアニエスは彼女が稀有な魔力を持ち秘密にしていることを知り、自分の力だと偽り利用しようと企んで!?
落ちこぼれ花嫁王女の婚前逃亡落ちこぼれ花嫁王女の婚前逃亡
偉大なる聖王国の第二王女であるにもかかわらず魔力を持たないために、王家の恥さらしと虐められてきたリーナ。戦争終結の証として厄介払い同然に元敵国のヴァリオ王太子のもとへ嫁ぐことに。しかし、冷たいと思っていたヴァリオは、実はリーナが以前新年祭を一人ぼっちで過ごしていたときに出会い、淡い思いを抱いた青年だった! 技術大国の王太子妃として、また両国の友好のために尽くそうとするが、リーナを羨む聖王家が陰謀を企て始め!?