2024年11月18日発売
男子校の三バカなる川地たちは、呑気に女子のいない高校生活を楽しんでいた。だが廃校計画を聞きなんとなく覚醒した彼らは、自分たちの居場所を懸けて奇跡のパフォーマンスを見せる…! バカ丸出し男子の青春物語! あしたのために(その1) あしたのために(その2) あしたのために(その3) あしたのために(その4) あしたのために(その5) あしたのために(その6) あしたのために(その7) あしたのために(その8) 祝福 ふたたび、あしたのために
腕をあげます、目玉もあげます。 だから、あなたの全部は■■■のものだよ? 「ホラー小説愛好家の皆さん、見て下さい、クズの大洪水です」 『ほねがらみ』『異端の祝祭』芦花公園氏推薦 北関東の実家を飛び出し、東京の歓楽街まで流れ着き、ボーイズバーにハマってしまった18歳のさあや。彼女は推しのカイトに、風俗で稼いだ大金を貢いでいた。しかし「一緒に暮らそう」という口約束が果たされることはなく、売掛の借金ばかりが増えていく。追い込まれたさあやは、実家に伝わる「おごさま」に救いを求める。亡くなった祖母は「おごさまはなんでも願いを叶えてくれるが、代償として身体の一部を捧げないといけない」と言い残していた。しかし、どうしてもカイトの身も心もすべて手に入れたいさあやは……。 【カクヨムホラー書籍化作品】
ロングセラーお仕事小説。 初回限定特別装丁版! 何度も泣けて読み返したくなる、 世代をこえて読み継がれる名作! 「言葉は世界を変える」 伝説のスピーチライターと 彼女の言葉に魅せられた若者の物語。 会社員・二ノ宮こと葉は、想いをよせていた 幼なじみ厚志の結婚式に 最悪の気分で出席していた。 ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する 衝撃的なスピーチに出会う。 それは伝説のスピーチライター 久遠久美の祝辞だった。 空気を一変させる言葉に 魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。 久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ 野党のスピーチライターに抜擢された! 目頭が熱くなるお仕事小説。 【目次】 ・本日は、お日柄もよく ・特別掲載 「誰かの幸せは、あなたの幸せで、 世界の幸せだ。」
【選考委員 小川哲・町田康・角田光代・村田沙耶香、笑撃!】 「『これは面白い』と感激した。物語がどんどん加速し、最後まで可笑しさや面白さが減速しないまま走りきっている。」--小川哲 「身体が変調する感覚、言葉への妄執、不潔への恐怖、狂気の反転、言葉による魂の放恣な垂れ流れ。恐怖と笑いが同時に腹の底からせり上がってくる。」--町田康 「こちらの予想をかんたんに裏切ってくる独創性がどんどんスパークしていく、その意外性がおもしろかった。」--角田光代 「発狂ぎりぎりで瞼の裏側に現れる万華鏡のようで、どんどん鮮やかになっていく作品世界にのめりこんだ。」--村田沙耶香 【俳優・仲野太賀、ラッパー・TaiTan、激賞! 各界で話題沸騰!】 「壊れた感情が、もの凄い速度で事故ってる。 読後感は瀕死だった。 なんとか生きてる、まだ人間やれてる… 空いた口から出てきた言葉は『速すぎて、止まってみえる…即ちハイパーたいくつ…!?』」 ーー仲野太賀(俳優) 「言葉が勝手に“来る”。 読み手の眼球を突き破って“来る”。 その速度と乱暴さが気持ちいい。 超、面白いです」 ーーTaiTan(ラッパー・Podcast「奇奇怪怪」パーソナリティ) 【日常から退屈を引き剥がすつもりが、なぜか服も人生もすべてボロボロにーー】 職場では1000倍の支払いミス。私生活では高額な衣服の買いすぎでクレカ借金。62万円
【第61回文藝賞受賞作】 パラノイアックな人物の視点を描ききる勇気と高度な文章技術。新人離れした作品である。 --小川哲 誰が存在したかも、語り手の性別すらも明示されないあいまいさ。たしかなことが何ひとつないからこそ、この小説は強いのだ。--角田光代 尋常の景色、おそらくは平穏で退屈な田舎の景色をそのまま描いて異常の景色となす不思議の筆力。美事だった。--町田康 特別な文体と出会う喜びを覚え、言葉自体に強烈に惹きつけられた。この作品が宿しているものの大きさに、ただただ圧倒された。--村田沙耶香 十年ぶりに、坂と崖に囲まれた故郷の田舎町をおとずれた「わたし」。 墓地へと続く道を進むと、死んだはずの幼馴染「キイちゃん」の声が語りかけてくる。 行方不明の母、蒙昧な神のごとき父、汚言機械と化した祖母…… 不確かな記憶が流れ込み、平凡な田舎に呪われた異界が立ち上がる。 圧倒的異才が放つ、衝撃のデビュー作!
ひと月前、亮之介は箱根の山でその女に遭遇していた──。江戸の町に現れた美しき女剣士。女は二百年前の島原・天草一揆に端を発したキリスト教信徒迫害による怨念を抱え、復讐を誓っていたが……。俳優 福士誠治氏、推薦!! 序 章/第一章 紅毛碧眼の女/第二章 隠れキリシタンの女/第三章 不知火組異聞/第四章 金無垢の聖母マリア像/第五章 魔性の誘い/第六章 妖術か、幻術か