2024年5月7日発売
ひとつの祖国ひとつの祖国
第二次大戦後に分断され、再びひとつの国に統一された日本。だが東西の格差は埋まらず、東日本の独立を目指すテロ組織が暗躍し……。意図せずテロ組織と関わることになった一条昇と、その幼馴染で自衛隊特務連隊に所属する辺見公佑の二人。社会派エンターテインメント巨編。
刃紋刃紋
悲愴な従軍経験による悪夢にうなされながらも、名古屋で探偵社を営む草萊一子地。彼は、流暢な日本語を操るドイツ人女性ハンナから、関東大震災以来、行方の分からなくなった母・貞子を捜してほしいとの依頼を受ける。しかし、調査を進めるうちに、社会主義者との深い繋がりに加え、殺人事件の実行犯としても貞子の名前がちらつき始める。彼女の姿に迫る草萊は、いつしか国を揺るがす禁忌に近づいていたー。乱歩賞作家が13年振りに放つ、渾身の探偵小説。
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