2025年10月6日発売
森崎ウィン&向井康二(Snow Man)W主演の映画『(LOVE SONG)』(2025年10月31日公開)のノベライズが登場。 世界的なBLブームを牽引したドラマ「2gether」の立役者、チャンプ・ウィーラチット・トンジラー監督が手掛け、東京とバンコクを舞台に、異国の地で再会した二人が次第に心を通わせていくラブストーリー。 突然の辞令で東京から海外勤務を命じられた研究員・ソウタは、バンコクで学生時代に想いを寄せていたカイと再会する。 タイでカメラマン兼ミュージシャンとして活躍するカイの姿に心が揺れるソウタ。 一方のカイも、学生時代に歌っていた“未完成の歌”をソウタが覚えていることに驚きを隠せない。ふたりを繋ぐ歌が再び胸の奥で響き始める──! バンコクの風景とともに、ソウタとカイ、2人の恋心の揺らぎがそれぞれの目線から丁寧に描かれる。
【これは“他人事”ではない。緊迫の医療サスペンス小説】 心臓病の専門病院で、適切な臓器の斡旋を行う臓器移植コーディネーターとして働く立花真知。 彼女は、五輪金メダリスト候補として注目を集めるフィギュアスケーター・池端麗を担当することになる。 麗はスケートの練習中に倒れ、拡張型心筋症と診断されていた。 副院長の一ノ瀬や主治医の市田の治療を受けながらドナーの心臓を待っているが、麗の血液は珍しく、大多数の心臓を移植することができない。 しかし、くも膜下出血で倒れ脳死判定を受けた男性ドナーの心臓が、麗に奇跡的に合致すると連絡が入る。 真知らは早速臓器の提供に向けて動き出すが、ドナーの母親が臓器提供に納得していないことが判明。真知は「禁断の方法」に手を出そうとするーー。 臓器を提供する側とされる側、互いの思いが複雑に混じり合ってできた大きな渦は、とある男の出現によって社会問題へと発展していくーー。 医師であり、これまでにも医療の現状にメスを入れてきた著者が描く、日本の心臓移植の「現実」と「未来」。 【著者略歴】 久坂部 羊 (くさかべ・よう) 1955年大阪府生まれ。医師・作家。大阪大学医学部卒業。 2003年『廃用身』で作家デビュー。2014年『悪医』で第3回日本医療小説大賞、2015年「移植屋さん」で第8回上方落語台本優秀賞を受賞。ドラマ化されベストセラーとなった『破裂』『無痛』『神の手』の他、小説に『テロリストの処方』『芥川症』『介護士K』『怖い患者』『絵馬と脅迫状』など、新書に『日本人の死に時』『人間の死に方』『寿命が尽きる2年前』『人はどう死ぬのか』『人はどう老いるのか』『人はどう悩むのか』など、著書多数。
谷 玲月が紡ぐ、渾身の第三弾 複雑な運命に翻弄されるセツの人生の物語とは 「勝良、父さんと母さんは本当に愛し合って産まれて来たのだからね。 今日別れるけど、お前を心の中で守っているから、体を大切にするんだよ」
人は何故権力を得ようとするのか。そこに蠢く人間、人間喜劇 学長選挙を題材に民主主義について考える 研究の自由、そこから創り出される自由な発想がなければ研究活動は衰退する。 研究の自由に必要なのは民主主義である。それを得るために守るために何をすればよいのか。 学長選挙での人間の蠢動、それが織りなす人間喜劇を描く。
上海の隠れ家で、ひっそりと文豪魯迅が息を引き取った。 風雲急を告げる時代、文豪夫妻と上海内山書店創始者夫婦との交流を中心に宋慶齢(孫文夫人)宋美齢(蔣介石夫人)姉妹、江青(毛沢東夫人)李香蘭(山口淑子)らがしたたかに時代を彩る。