2025年9月16日発売
ある日突然月が崩壊し、その半分が地上に降り注いだ。この災厄で、人類は滅亡の危機を迎えることとなった。 しかし、月の衝突で発生した未知の素粒子「フェムト」には強大過ぎる恩恵があった。新たなエネルギー資源として世界の復興に貢献するだけでなく、フェムトに適合し取り込んだ一部の人間が、超能力を有する新人類「アウター」として覚醒したのだ。 やがて人類は荒廃世界で争いを加速させることとなったが、追い打ちをかけるように、復興のために稼働していたAIロボット「イモータル」が暴走し、人類を攻撃するようになってしまう。 フェムトの採取とイモータルの根絶を目的として結成された傭兵団、そのルーキー傭兵である主人公は、欲望渦巻く様々な戦闘に巻き込まれていく。 大人気ゲームシリーズ『DAEMON X MACHINA』のストーリーを別視点からより深掘りした、シリーズ開発プロデューサー佃健一郎本人執筆、ファン必読の1冊! また、佃健一郎氏への独占インタビューを収録した、ここでしか読めない大ボリュームの巻末付録も必見!
無人の船内、皮膚が剥がれた死体、顔のない異形の集団… 「この船はもう、この世のものじゃない」 大学院生の島永祐介は、意中の女性である彩夏を大型フェリー“ステラ・ブルー”で開催されるパーティに誘い出した。しかし、待てども待てども彩夏はやってこない。出航時刻となり、傷心のまま一人で船に乗り込んだ祐介だったが、様子がおかしいことに気づく。誰一人として見つからないクルー、頭部が膨れ上がった乗客の死体、船に巣くう謎の怪物。乗客は、「カロン」を名乗る人物によって意図的に招待されたことがわかり…。 阿泉来堂が贈る、惨劇が連鎖するパニックホラー! プロローグ/第一章 顔のない乗船者/第二章 無人の船/第三章 疑惑/第四章 黒い回収者/第五章 悪夢の深淵/第六章 呪縛を断ち切るもの/エピローグ
親友が殺された事件のトラウマで、体の成長が止まってしまった志緒。 それから4年、高校生になった志緒のもとに、親友の妹が何者かに連れ去られたとの知らせが届く。 彼女の心の拠りどころ、「トーマス」と慕う小児科医の戸増は、4年前の事件との共通点を示唆。現場に残された指紋からも、同一犯による犯行と見られ…… 志緒は友人たちとともに、事件の深部へと介入していく。 第3回黒猫ミステリー賞受賞!過去と現在が交錯する〈氷解〉ミステリー
生命保険業界を舞台に中国人女性が活躍する“異文化仕事”小説 中国・遼寧省瀋陽市から福岡に渡って30年──「女傑伏龍」と呼ばれた中国人女性が、生保営業トップに輝くまでの奮迅の日々と周囲との交流を、西日本新聞の元記者が痛快かつ骨太に描く!【特別寄稿・嘉悦涼子】 【もくじ】 チャイナドレスの昇龍──嘉悦洋 第一章 1989年 北京市 第二章 2000年 福岡市 第三章 1992年 就学生 第四章 1993年 女傑伏龍 第五章 1995年〜2000年 新しい道 第六章 中国人だから 第七章 攻防 第八章 保険の力と女帝の謎 第九章 相克の終焉 第十章 新しいお客様 エピローグ 小説あとがき 特別寄稿 「分かち合う心」をお客様のために──嘉悦涼子 日中関係の歴史がクロスした出会い 1冊目の本を出して中国に帰るつもりだった 入社6年目まで仕事を辞めたい自分がいた どんなことがあってもお客様への思いは変わらない 中国人営業員のお手本になりたい 大事なのは“やり方”ではなく“あり方” 分かち合う心をかたちにした「心の力塾」 生保営業はオーダーメイドのデザイナー 成果を出す人とそうでない人の“わずかな”差 「もう辞めたい」と悩む人たちへ 日中友好と世界平和のために