著者 : あき
アンの父と思われる記憶喪失の男ギルバートとともにコッセルの町を訪れたアンたち。父が亡くなったとされる戦禍の爪痕が残る町で、アンは鎮魂祭の砂糖菓子を作る大役を引き受けることに!町のことを調べる中で浮かび上がるかつての両親の姿は、“家族”の大切さを改めてアンに教えてくれて…?-ずっとシャルやミスリルと幸せに暮らしたいから、この砂糖菓子に願いを込める。少女と妖精の物語、ついに完結!
手紙の送り主と思われる男“ギルバート”を捕まえたアンたち。ところが男は記憶喪失な上、彼が本当にアンの父なのか知るべく旅立った途端、アンが攫われてしまう!-連れ去られた先は、人と妖精が共生する美しい楽園。ここでシャルやミスリルと暮らし、楽園を維持するための砂糖菓子を作って欲しいと頼まれ戸惑うアン。だがシャルは楽園自体を怪しんでいて…?銀砂糖師の少女と妖精が紡ぐ心に染みるファンタジー!
森で小さな砂糖菓子店を営みながら、妖精のシャル、ミスリルと満ち足りた生活を送るアン。ところが急遽、砂糖林檎収穫の交渉人として駆り出されることに!女商人スカーレットが、今は亡きアンの母エマとしか交渉しないと主張しているらしい。さらには、亡くなったはずのアンの父から母宛に「君に会いたい。交渉を引き受けてくれ」という謎の手紙まで届いて…!?少女と妖精の王道ファンタジー、待望の新章スタート!
強突く張りと悪名高い「死の森の魔女」。その正体はお人好しで酒好きな年若い魔女リコリスだ。ある日、国王ディルストから依頼を受ける。国内で若い女性ばかりが眠りから目覚めない怪事件が起こっているらしい。リコリスは王兄ゼルクトラ、使い魔ノアとともに調査を開始する。けれどゼルクトラの冷酷な一面を知り、二人の関係に溝ができてしまう。さらにラナンキュラスに攫われて、リコリスはどこかの屋敷に閉じ込められてー「別に私は強くないわ」。ウィッチ・カプリチオ・ファンタジー待望の第三巻。
泣く子も黙る悪名高い「死の森の魔女」。後を継いだ魔女の孫娘のリコリスは、訪れる人々の悩みを聞き、時に秘薬を処方する。珍しく使い魔ノアが不在にしたある日、黒髪の美少女が「死の森の魔女」を訪ねてくる。けれど客を装う彼女も凄腕の魔女で、なぜかリコリスは一方的に敵視され攻撃される。王兄ゼルクトラに助けられたのもつかの間、その出会いはリコリスに執着するレナルドとの再会にも繋がってー「私は声すら上げない人間を助けたりしない」お人好しの魔女をめぐるウィッチ・カプリチオ・ファンタジー。
死の森には魔女が棲む。気まぐれで人嫌い、偏屈者で凄腕の…。「死の森の魔女」ことリコリスは祖母の後を継ぎ、使い魔の白フクロウと森で静かに暮らしていた。ある日、病弱と噂の若き王弟ゼルクトラが訪ねてくる。彼が求めたのは安らかに死ねる毒薬。リコリスは断り追い返すが、その後なぜか家に入り浸られるように。さらにリコリスは王家から呼び出され、変化のない日常から騒々しい表舞台に引きずり出されー「魔女の秘薬は、簡単には売れないわ」。魔女の薬をめぐるウィッチ・カプリチオ・ファンタジー。
大泉学園駅にあるアパート、ヒット荘。大家の娘のときわは、学校帰りに店子の鈴木桂太がアパートの前で倒れているのを見つける。空腹だという鈴木に冷やし中華を作ったときわ。久しぶりのまともな食事に感動する鈴木から、会社勤めをしながら人気少女漫画家“藤原ホイップ”の作画も担当していると聞く。(ちなみに、ネーム担当は金髪碧眼のチャラい美形、レオだった。)それがきっかけで、ときわは食生活がひどい彼らに、たまにご飯を作ることに!困った大人たちに振り回されて成長するときわと、ほっこりゴハンの物語。
死者の魂が見える半井結人は、西早稲田の路地裏にひっそり佇む食堂「あおやぎ亭」でバイトを始めた。店主は、あの小野篁。出される食事は「魂が生まれ変わる」と言われるほど邪を払うパワーを秘めていた。篁の留守に訪れた女性客が「最後の晩餐」と口にした。寿命がわかる占い師にそう告げられたというのだ。一方、地獄の美少年・閻魔は、獄卒の失敗をカバーするため現世での仕事に結人をスカウトするのだが。
西早稲田の路地裏。枝垂れ柳に隠れるようにひっそり佇む食堂「あおやぎ亭」。営業時間は日の出から日の入りまで。おばんざい風の料理を出す店の主人は、端正な顔立ちをしたどこか古風な感じのする男性だった。半井結人は幼い頃の体験から「死者の魂」が見えるようになり、その力を持て余していた。だが「あおやぎ亭」の店主との出会いを機に、自分に秘められた力の意味と活かす方法を知ることに。新シリーズ開幕!
「お前は、俺が守ってやる」抱き締められたハーバードの腕は、とても安心できてーメアリはもう隠しきれないと思った。秘匿された王室の子・ルイスが奪った宝物の情報を追い、全寮制男子校センドリック学園に潜入する怪盗ルビィこと、伯爵令嬢メアリ。しかし婚約者でエリート警部のハーバードも、学園で潜入捜査をしていて…。彼の目を欺き通し、“ルビィ”は目的を達成できるのか!?秘密と恋の怪盗活劇の行方は!?
人と獣の姿を持つ不思議な存在、花犬。そしてその花犬を相棒に狩猟をする花操師。花操師見習いのコトナは、過去にあった花犬との辛い別れが原因で、現在の相棒セキとの関係がぎくしゃくしていた。近く行われることになっている、花操師への昇格試験の合格も危ぶまれる中、凶悪な花犬が出没し、多くの犠牲が出たという。それは、かつてのコトナの相棒である花犬ハルシを殺した相手でー!?
庶民育ちの新米王女ローズは、腹黒冷酷と悪名高い宗主国の王様アンドルーが、かつて同じ旅芸人一座に身を置いていたアンディだと知り、びっくり。だが優しかった少年は激務と刺客のせいで極度の不眠症になり、いつも不機嫌な陛下になっていた。アンディの体調を心配するローズは、彼の安眠を確保しようと計画。一方アンディも、ローズがそばにいるとなぜか熟睡できることに気づき、荒みかけた心が癒されていくがー!?
死の間際、悪魔・バルキネスと契約することで生き延びた少女・アリーチェ。彼女は復讐をとげるため史上初の女教皇となることを誓い、ついには司祭枢機卿として教皇候補に上り詰める。一方のバルキネス、その正体は神の怒りをかい地上に堕とされた元天使だった。期限までにアリーチェの命を手に入れなければ悪魔のまま消滅してしまう。だが、バルキネスは彼女を愛してしまい…!?恋と野望のファンタジー・ロマンス!
「これが最後のチャンスだー受け取らずに帰ってもいいぞ」皇太子アルフレイが差し出す仮面を、メアリは手にした。「わたしは今日から怪盗ルビィ。あなたの命令をやり遂げます」社交界デビューも諦めるほど貧乏な、でも堅実な伯爵令嬢メアリ。彼女は“とある事情”でアルフレイの密命を受け、宝石・月の涙を盗むことに!しかもルビィを追うのは、幼なじみのエリート警部・ハーバードで!?秘密と恋の怪盗活劇、開幕!!
アランとの結婚を決意するも、彼の父に認めてもらえないエデル。そんなある日、アランの母の提案で、エデルがディセント家に本当にふさわしいか試されることに!一方アランも、父からある人物の日記を手渡され…!?靴職人と伯爵令息、そして魔術師の子とシンデレラの末裔でもあるふたりは、身分も宿命も乗り越えて、結婚することができるのか?感動の最終巻!
召し使いグレーテルの体に乗り移ったまま、いまだ元の姿に戻れない王女フレデリカ。王位継承のお披露目会も済み、平穏な日々が続いていたがその矢先、国王陛下が何者かに襲撃され意識不明の重体に陥ってしまう。さらにタイミング悪く、隣国オレリアンの革命軍政府から会談の申し入れがあり、フレデリカは国王代理として出席することになって?「おまえを信じているー」箱入り王女の逆転ライフ、トラブル満載の第3弾!!
アランの父・ディセント伯爵のアルヴァと対面したエデル。だがそれからというもの、彼女を社交界デビューさせようとする(少し不思議なレッスン付)など、アランの焦りを感じるように!きっと結婚が認められなかったのだ…。結婚とは何か悩み始めたエデルは、ひとり故郷に帰ることにするが、そこで母を生き返らせようとするレイに驚きの提案を持ちかけられー!?
三歳のとき何者かにさらわれた皇女、純子。十二年後に素性が判明し都に戻されるものの、周囲に馴染めず孤立する。そんな中、教育係としてやってきた兵部卿宮、理登だけは純子を理解し、二人は愛し合うようになる。しかし純子の生母である弘徽殿の女御は、密かに他家との縁談を画策し…?二人の恋の行方は?ついに明らかになる十二年前の事件の真相とは!?さらわれた皇女の平安恋絵巻完結編!
シンデレラの末裔・アランと新米靴職人のエデルはついに両思いに。まだ不安は残るものの、仕事に恋にエデルは幸せな日々を過ごしていた。そんなある日、“魔術師の靴”を片方だけ履いた女侯爵が靴店を訪れる!靴の力で彼女の街・シエルナが幽霊街化してしまったという。真実を見極めるべく、幽霊街に向かう2人だったが…そこで、記憶を失ったあの男と再会し!?