教え子とキスをする。バレたら終わる。(1)
「学校で自分が受け持つ生徒と密会。…興奮する?」桐原との誰にも言えない特別な関係は、俺が教師として森瓦学園に赴任したことがきっかけに始まった。学校では真面目で先生からの信頼も厚い生徒会長だが、二人きりのときはいたずらっぽく、甘えたがりで嫉妬深い。週末は彼女の家で食事を作り、一緒にゲームをして、まるで恋人のように甘やかす。弱みを握られていることで拒絶もできず、よくないとは思いながらも毎日少しずつ秘密を重ねていって…。「先生のことを好きって気持ち、すごく大きくなっているんだ」素直に気持ちをぶつけてくる桐原に、抑えていた想いも大くなっていく。バレたら終わりなのに、その意識が逆に拍車をかけていきー。
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暮井先生との一件を経て、俺と桐原は一時的に離れはしたが元の“秘密の悪い関係”に戻った。ただ戻っただけじゃなく、互いへの想いをより深める形で。そんなとき、恩人で元カノの高神柚香ーユズが現れ、家に置いてほしいと頼み込んできて…。葛藤の末、恩を返すために条件付きで居候を認めるも、ユズはよりを戻そうとあの手この手で誘ってくる。迷いの中で桐原にも相談できず、我慢だけが積み重なっていきー。大切だからこそ、悩んで、抱えて、見えなくなる。それでもやっぱり大事にしたくて…。目を覚まし、桐原に解決策として相談したのは、俺と桐原の“同棲”だったー。 2024/02/09 発売
★★電子特別版も配信中★★ 元カノの高神柚香ーーユズの襲来による一連の騒動は、桐原との密会を減らす決断をしたりと爪痕を残してひとまずの終わりを見た……ものの、だが落ち着いたかと思ったところになぜかユズが桐原の家に居候することとなって、まだまだ心配事は絶えないらしい。 そんなある日、学校中で持ち切りとなっている噂を耳にする。 『先生と付き合っている生徒がいるらしい』 噂を気に留めながらも迎えた修学旅行では、先生と生徒として適切な距離を保ちつつも、今しかできない二人だけの思い出を重ねていく。だが初日の夜に桐原がトラブルに巻き込まれて……。 バレたら終わる、秘密で間違いばかりな俺たちの関係の行く先はーー。 2024/07/10 発売