出版社 : 主婦の友社
魔王軍侵攻イベントを無事に終えた絆達。大規模イベントの後ということもありしばらくは平穏な日々になると予想されたので次なるアップデートを期待しつつ、時間がある今の内に未消化のクエストなどをクリアしていくことになった。料理をしたり、化石掘りをしたり、臨公広場を見てみたり、と仲間達と様々な経験値を積んでいく。そんなこんなでエンジョイしていたところ、気になるモノを目にする絆。絆の実の姉…奏がボロボロになったテントに入っていったのだった。そう、絆達が冒険を楽しんでいる間に奏が置かれていた状況とは…もしかしてホームレス!?
各地にダンジョンが出現し、世界には混乱がもたらされた。だが、冒険者たちにとっては財宝と名声を手に入れる絶好のチャンスだった。とはいえヒカルは通常運転。次はいつ日本に行こうかな…などとのんびりしていた。そんな時、国境付近に出現したダンジョンに、ヒカルのよく知る冒険者ギルド受付嬢フレアが派遣されることになった。いくら調査のためとはいえ、危険が多そうなので、ヒカルは彼女の護衛の任務に就こうと手を挙げた。ダンジョンへ向かう途中に出くわしたのは隣国の冒険者ギルド受付嬢アンジェラと、ランクAパーティー「灼熱のゴブレット」。アンジェラとフレアは過去の受付嬢基礎訓練の時に因縁があり、火花を散らすのだがー。
「さて、『おじ森』-アップデートだおじ!!」。神のジャージを着たあやしいおじさん(通称おじきち)から貰ったゲーム『はたらけ!おじさんの森』をプレイしたら、ゲームなのか別世界なのか分からない、二足歩行で言葉を喋る動物達のいる、あにまるワールドに連れてこられてしまった森進、森秋良、森山太郎、木林裕之のおじさん四人。「おじさん島」と名付けた無人島であにまるの子供達と楽しいサバイバル生活を送っていた。そんなある日、あにまるを支配する「わかもの」の追っ手から逃れてきたパンダを保護した進は、彼を島の住民に迎え入れようとするのだが、王様気質で何もしないパンダに他の住民からの反発が高まっていく…。
異世界特有のロマンである剣と魔法、レベルとスキル、そして魔物との戦闘。その全てが詰まった夢の職業「冒険者業」は、異世界には欠かせない。基幹産業を冒険者が担う街に住みながら、一切関わろうとしない男がいた。ある日突然、理由も目的もなく異世界へと転移し、棚ぼたで力を手に入れた中年男。大きな力を持つ故に、働く必要がなく、毎日毎晩、飲んだり食ったり女と寝たりと遊び放題。貴族のお嬢様や勤労少女に幾度となく諌められても、どこ吹く風。昼寝、昼酒、昼風呂を楽しみ、今日も今日とて自堕落な生活を送る。しかし、ある日中年男は、冒険者になるための実地研修を受けていた!その理由とは一体?
多くの犠牲を伴いながら、進んでいく邪竜との戦い。シャディ王国での戦いを終えた後、ユキト達のもとへとある冒険者がやってきた。その人物はユキトの宿敵である信奉者ザインの弟、ダイン=エルトマ。彼は兄が邪竜の配下になったことを知り、また故郷を兄によって滅ぼされたため、ザインを打倒するべくユキト達の所を訪れた。邪竜の力を得る前の情報があれば、ザインを追跡できる霊具を作成できる。よってユキト達は因縁の相手、ザインを追うための霊具を作成し、討伐することを次の目標と定めた。そしてユキトは仲間やフィスデイル王国の騎士、セシルと共に追跡霊具を作成するため、ザインの故郷へと向かうのだがー。
ハルツ公爵が主導したセルマー伯爵家転覆作戦に従事した加賀道夫は、爵位継承に邪魔なセルマー伯長女のルティナを褒賞として預けられた。ルティナは可憐で美しい元伯爵令嬢。道夫は、装備品を渡したり、魔法使いのジョブに就けるなどしてルティナの懐柔に勤しみ、ハーレムメンバーとして取り込んでいく。迷宮探索のほうも、ロクサーヌの上昇志向を抑えるのに苦労を覚えるほど順調に進んでいた。そんなある日、ルティナたちの一族の長から道夫と面談したいとの要望が入る。事実上の面接かと緊張する道夫であったがー。
目覚めるとアルトは少女に、ロザリンは大人の体になっていた。どうすれば良いのか頭を悩ます二人の前に現れたのは、ガーデンと呼ばれる場所からやってきたクルルギと名乗る戦闘メイド。彼女に導かれ愛の女神マドエルが作り出した異界の国家ガーデンを訪れた二人に、元の姿に戻る方法として課せられたのは、外敵因子と呼ばれる存在を見つけ出し排除すること。断ることも出来ない状況でアルトは仕方なく、女学生としてアルストロメリア女学園に編入することになってしまった。女学園と聞けば男子なら鼻の下を伸ばしたくなるが、残念ながら女学園は癖と腕っぷしが強い生徒ばかりだった。
『これ、何の肉?』-現代日本。でもけっこう普通に狼人間や吸血鬼など人外たちが暮らしている世界。中学受験を控えた小学六年生の少女・由紀子のクラスに転校生がやってくる。山田不死男と名乗るその少年は、「不死王の息子」だった。ある日、由紀子は同級生を助けるために食人鬼に襲われるが、不死男によって命を救われる。しかし、代償として由紀子は人間ではなく人外である不死者になってしまう。こうして由紀子は人外の中でも孤高とされる不死王の同族となり、彼らと接していくことになるのだがー。
空飛ぶ大地の覇者を決める戦いは、ハルピュイアたちの王である『竜の王』と西方最強の飛空船『飛竜戦艦』が互いに致命傷を与えあう痛み分けに終わった。戦いの余波が漂う空飛ぶ大地に強欲なる商人が暗躍する。その魔の手が大地の中心へと伸びた時、破滅の光が柱となって天へと伸びた。空飛ぶ大地を襲う未曽有の激震。西方人であれハルピュイアであれ、大地の支えなくして生きることはできない。あらゆる勢力が否応なく光の柱をめぐる流れの中に巻き込まれてゆく。その頃、修復を条件に飛竜戦艦を乗っ取ったエルネスティはご機嫌で飛竜をぶん回しついでに事態の調査へと向かっていた。そうして光の柱へと接近したエルたちは知ることになる。噴き出したエーテルだと思われていたその正体を。
ガングレイブとアーリウスの結婚式が無事に終わり、テビス姫たちが帰国したあと、再びシュリは旅立つこととなった。次なる仕事は、新領主ガングレイブに対して悪感情を持っている領内の有力者たちを説得すること。良質な糸と布を生産するシュカーハ村はエクレスを支持しており、婚礼衣装を巡る行き違いでガングレイブは憎まれていた。そこでシュリは料理を振る舞い、リルは製糸工場を改善し、アサギやクウガたちは子供たちに武勇伝を語って村人たちの警戒心を解いていく。そんな旅の中、ウゥミラ村で災害が発生する。救助に向かったシュリたちが目にした光景はー。
太一たちはさらなる戦力アップのためにクエルタ聖教国を訪れる。太一はサラマンダーと契約するためにドナゴ火山へ向かった。一方、衛星都市パリストールでは紫色のドームに包まれ魔物の襲撃が始まってしまう。太一不在の中、凛、ミューラ、レミーアの三人はカシムたちの協力もあって無事に解決する。だが、その直後、聖都ギルグラッドもまた同じ紫色のドームに包まれてしまう事件が起きる。太一がいまだ戻らぬ中、凛たちエリステイン魔法王国の一行は、休む間もなく聖都に数時間かけて向かう。しかしギルグラッドでは何も起きていなかった。不気味な静けさと異様な雰囲気の中で、凛たちは…。
テレビアニメ第2期が大好評放送中(2021年10月現在)。オムニバス形式のエピソード集としてお届けする待望の第6巻。猫の絵が描かれた樫の木の扉を開けて「いらっしゃいませ」の声に導かれて歩を進めると、窓もないのに不思議と明るい部屋の中。古いながらも清潔で心地よい内装。出されたメニューに書かれた料理名は日本人なら誰もが知っている料理。しかし「あちらの世界の人たち」にとっては見たことも聞いたこともない料理ばかり。「こちらでは普通なんですが…」と言って店主が作る料理に「あちらの世界の人たち」は魅了される。生まれも、育ちも、種族もばらばらな客たちは、週に一度、土曜日だけ開店するその店をこう呼ぶー「異世界食堂」。さぁ、今週のお客様の注文は?
エンシェントドラゴンの少女ノルンと一緒に暮らすことになったアルトは、ユスティーナや仲間と一緒に、夏休みを海の街で過ごす計画を立てた。一行は、海の街コルシアに向かう途中、他国の騎士と出会うなどしつつ無事到着。しかし宿が見つからない。そこで仲間のツテを使い、コルシアの有力商人のゼノ・ランドールを頼る。ゼノのおかげで、コルシアで過ごすバカンスは最高のものとなる。みんなで海で遊び、アルトはユスティーナの水着姿にドキドキしたり、たくさんの思い出を作った。そんな中、ククルと再会を果たす。彼女はバカンスの傍ら、とある任務についているというのだが…。
リョウは隷属魔法の呪文を知るため、アランとカイン、そして記憶を失った様子のヘンリーとともに兄・ジロウに会うために神縄を訪ねた。ただ、ジロウはガリガリ村で暮らしていた頃とは雰囲気が変わってしまっていた。彼は「六十四番目」と名乗り、実際に見てきたかのように数千年前の過去について語り始める。前王朝よりも前の時代では、魔法使いと非魔法使いの関係性が現在のとは異なっていることを知らされる。だが、求めていた隷属魔法の呪文について知ることができなかった。そして神縄の外へと出たリョウ達だったが、縄の外に出た瞬間、空気が変わったのを感じた。あたりを見渡すと…!?
善治郎と女王アウラは、ルクレツィアから双王国と『白の帝国』、そしてウトガルズの隠された歴史について知らされる。双王国は『白の帝国』の末裔であり、ウトガルズは古の巨人族の自治都市『ウートガルド』と密接な関係があると。看過できない情報に、女王アウラは一刻も早く、双王国のブルーノ先王との密議をこらす必要性を確信する。数日後、善治郎は双王国に『瞬間移動』する。表向きは鍛冶師ヴェルンドへの弟子入りを熱望するマルガリータ王女を迎えるためだが、本当の目的は、秘密裏にブルーノ先王をカーブァ王宮に飛ばし、女王アウラとの極秘会談を成立させるためであった。
雪まつりの日に再びアレクシスから指輪を贈られたヴィクトリアは嬉しくて仕方がない。そんな二人に皇帝陛下から呼び出しがかかる。第五皇女グローリアが懐妊したので、ヴィクトリアは皇帝の名代として祝いの品を託されて同盟国サーハシャハルを訪問する。婚約祝いに贈呈された戦艦での航海中に海賊の襲撃に遭うも、アレクシスがその剣の技と力で殲滅し、無事に姉であるグローリアとの再会を果たす。ところが、同行していたシャルロッテが拉致されてしまう。荷物に紛れてこっそり付いてきた狼の子アッシュが匂いをたどり、無事救出されるが、アルデリアの王女イザベラも一緒に監禁されていたのだった。
為政者との軋轢により、ビムラの地を離れることとなった山猫傭兵団。新天地の候補として招かれたのは大国メンシアード。かの地は文官と武官の対立が深刻化していた。亡き父の無念を晴らすため、王位奪取を目論む大将軍エルメライン。補給を失った軍は一丸となって王都への浸攻を開始する。これに対抗するのは国王代理、プリスペリア内親王。この稀有な才媛は国難を秘密裡に打開するため、山猫傭兵団に対しその迎撃を依頼した。精強無比のウルズバール騎兵を率い、五〇〇〇の軍勢と対峙することとなったウィラード。それまでの常識を覆すはずだった騎馬戦術。しかし経験の浅さを突かれて…。
教会に端を発した災厄や戦乱は「シルバーフェイス」の働きで解決を見た。ヒカルたちはつかの間の休息を楽しんでいたが、「世界を渡る術」によって日本に渡ったセリカたち「東方四星」の問題を解決しなければならない。毎月1回、日本とこちらをつなぐ亀裂を開くのだが、そのときセリカが投げ込んできたスマートフォンには動画が収録されていた。動画の中でセリカが言うには日本ではすでに彼女たちが「異世界人」であることがバレており、異世界とつながる亀裂に世界が注目しているのだという。さらに、動画にはヒカルの先輩である葉月の声も入っていた…彼女はヒカルに問う。ヒカルが生きていることを、両親に伝えなくていいのか、と。
姉妹のイタズラから強制的に幼女アバターにされてしまった少年、絆。無人島・カルミラの開拓を終え、アップデートで開けた新天地・ミカカゲに到着した一行だったが絆は港で釣りに勤しみ始める。絆は釣りと仲間との冒険、両方を楽しみたいけれどどちらかしか出来ない状況に悩んでいた。どうやらミカカゲでは首都に行くにはビザ申請が必要で、実績を稼いでビザのランクを上げねばならないことを調査に出た仲間から教わる。新たに習得したスキル、フィーバールアーの検証を行うと、このスキルは入れ食いになるルアーに一定時間、ルアーを変化させる効果のようだった。早速、港の魚を釣り上げようとするとー。