1996年5月25日発売
アジア覇権戦争(3)アジア覇権戦争(3)
直接選挙を実現し民主主義を育みつつある台湾にアジアの巨象中国がついに牙を剥いた。改革開放経済が破綻、軍事的冒険に打って出た南沙諸島で資源を失い、行き場のない中国の矛先は台湾海峡へ向けられた。常任理事国日本は、市場として無限の可能性を秘めた大陸と、産声を上げた民主国家の間で選択を迫られる。日本は金門馬祖両島に陸自からの兵員を派遣する。開戦の火蓋が切られたのは大陸との距離わずかに二キロ、地上で最も堅牢な要塞島、金門だった-近未来軍事シミュレーション。
乱世(らんせ)の暗流乱世(らんせ)の暗流
暗愚な王を倒し権力を掌握した王英達三公子は外憂に備えるべく国力の整備増強に腐心していた。しかし己の権力に固執する諸候の反発は思いのほか強く内政改革は遅々として進まなかった。おりしも隣国楚が強国秦と合従し華陽を狙っているとの報が届く。亡国の危機に彼らがとった策とは。
白狼綺伝(4)白狼綺伝(4)
カイムジェサ帝国との決戦に向けて帝国内部に足掛かりを築かんと拠点を構えたアシュラウル。周囲の部族を苛政から解放しつつ帝国の瓦解を誘う戦法はしかし西の大陸のすべてを巻き込み無垢の人々を犠牲に求めた。偽神を疑いながらも戦う獅子王と冷酷な戦術で立ち向かうアシュラウル。竜虎相打つ激戦の行方は。
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