2002年4月発売
「魔女のウィッチクラフトが、キミを別な存在に変えてくれる」-ちまたではそんなメールが流行っているらしい。どうやら柾季の“お仲間”の仕業だと気づいた一子。でも、犯人はいったい誰?そんな一子の前に、ゴスロリファッションにピンクのバトンを背負った、昔なつかしい魔女っ子スタイルの美少女が現れた。一子は、その少女宇卵(自称・魔女っ子ランラン)に誘拐されてしまい…。
ディビジョン駆除商会のA/B=アンディとボギーは、“ゾーン”-次元の内に展開する空間ーに巣食う謎の怪物・グレムリン退治を生業にする駆除屋である。彼らはある日、星系開発公団から巨大資源採掘船“エンペラー”に発生したグレムリン駆除と二人の重要人物の救出を依頼される。A/Bは他の駆除屋と共に“エンペラー”に突入するのだが、そこには宇宙船ジャックという予想外の事態が…!!第8回電撃ゲーム小説大賞選考委員奨励賞受賞のハイエンドノベル、ここに登場。
湯ヶ先町に住む月島亮史は、夜間バイトで生活費を稼ぐ何の変哲もない青年にして、その正体は吸血鬼。使い魔の猫・ツキと共に、それなりに平穏な毎日を送っていた。そこに突然現われた幽霊少女・雪村舞、そしてシスターのレレナ。居候同然に月島家に住みついてしまった二人の少女は、亮史を数々の騒動に巻きこんでしまう。さらに正体不明の化け物“蜘蛛”なるモノも現われて…。第8回電撃ゲーム小説大賞選考委員奨励賞受賞作。魅力的なキャラクター達が大活躍!期待の新人・鈴木鈴が贈るファンタジック・コメディ。
近未来。人類とその文明はG・O(ジャイアントオーガニック)とよばれる未知の巨大生物の襲来により、大打撃を受けていた。国連軍は事態を打開すべく、対G・O殱滅兵器“ヴァルキュリア”を開発する。だが、ヒト型万能戦車の異名をとる“ヴァルキュリア”の実体とは、可憐で清楚且つ、とてつもなく巨大な美少女だった…。身長・体重・バスト、すべてが10倍のヒロイン真珠が“ヴァルキュリア”となって世界を守る!人気作家ゆうきりん待望の電撃文庫デビュー作。
“悪魔のミカタ”として悪魔の味方をすることになった堂島コウ。「悪魔見習い」から「見習い悪魔」に昇格したアトリらとともに最初に扱うのは“マリア・ドール”消失事件で、これは郵送中の大理石の像がトラックの中から突然消失するというきわめて不可解な事件である。契約完了魔力の発生から、インヴィジブルエアという名の“知恵の実”が関係していることはわかったのだが…。インヴィジブルエアの、物体を透明に換える能力が大活躍!第8回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞シリーズ第2弾。
「『緑の指』ってのはね、ヨーロッパの古いコトワザで、植物を育てる特別な才能のことなの」。植物と交流できる少女・神永瑞穂。瑞穂と幼なじみの雅之は高校への通学途中、美しい女性・千夏に出会う。千夏と瑞穂の趣味が園芸であったことから、3人は親しくなっていく。「これをあなたに育ててほしいの」そんなある日、千夏は瑞穂に麦の実を渡す。千夏の正体ー彼女は時空転移装置でやってきた別世界の住人だったのだ。温暖化と植物の有毒化で人類が滅亡の危機に瀕している世界ー80年後の未来。千夏が開発したという麦は、食糧不足にあえぐ、人類最後の希望だった…。リアルな異世界に等身大の主人公を描き好評を博した『時空のクロス・ロード』新シリーズついにスタート。
時は昔々で世は太平。日本のどっかにある七草藩。その七草藩のぷりてぃーだけどとってもお転婆なお姫様、なずな姫を陰よりお守りし続けている菜種忍者のぺんぺん丸でござる。菜種忍者の掟に従い、いつも松や灯篭、庭石といった目立たない姿をしているでござる。さて、退屈が何より嫌いという我が姫様が、今度はあの時代劇ヒーローにあこがれて、仮の姿で世直しの旅に出ると言い出したでござる。お目付け役の箱兵衛殿はまたも胃をキリキリといためている様子。が、突如何か閃いたようで、にこにこ顔で姫様を送り出したでござる。それがなぜなのかは存ぜぬが、ともあれなずな姫を守ることが我が使命。拙者は姫様の後をただ追うのみでござる。さてさてどのようなあどべんちゃーが待っているのやら。
イオ・デルタ帝国内務軍憲兵隊・第九特別任務処理班。死の告発を以って綱紀粛正を行う仲間殺しの通称「処刑屋」。そこに所属する鬼人族のムーグ・ラージン特佐のもとに、旧友トールズから届いた手紙は、けして旧交を暖めるためのものではなかった…。心の奥底に押し隠した渇望にもだえながら日々暮らす人々。抗いがたい運命と、狂気と絆。榊一郎がハードで冷徹な描写で活写するダークアクション・ファンタジー第2弾。
大っ嫌いなヤツがお目付け役になっちゃって、不満爆発なマリーが起こした事件とは!?先生方の争いに巻き込まれたエリーの運命は!?かわいい弟子の恋愛騒動(?)をリリーはどう対処する!?人気の“アトリエ”シリーズの3人の冒険が一度に読める、ファン待望の1冊!!進行役はお馴染みの妖精さんで〜す。
時は北歴1951年。今を遡ること3年前。所は郊外の寒村ケルビーニ。事件の発端は謎の魔族の出現だった。生きることに倦んでいるレイオットは、いつものように、さしたる思いも無く仕事を受けた。魔族を退治すれば、それで終わるだけの取るに足りない仕事。しかし。彼はそこで出会ってしまった。深い絶望を湛えた瞳の少女・カペルテータに。そして始まる惨劇ー。生きる意味が分からない少女と生きる価値すら見いだせない男。どこか似ている二人の出会いは、殺戮を招くことしか出来なかったのか!?榊一郎のハードボイルド・アクションファンタジー第四弾。人はどうすれば救われるのだろうー。
霊界の現世への侵出を防ぐため、緩衝地帯に現れた我らがヒーロー。“だれなんだ?アホなのか?変人かい?”彼の名は、人呼んで、ジャグラー。近未来、コンピュータ・チップの処理速度は量子効果障害によって技術的な限界を迎えていた。だが量子効果が霊的現象であることが解明され、テクノロジーがついにユークリッド的非存在“霊”を演算により証明してしまう。来るべき、約束の地であるはずの霊界はアメリカン・コミックそのままの、俗悪なる原色の世界だった!バッド・ポップなSFアクションの傑作、初文庫化。