2006年発売
血盟城の奥の奥には、誰も知らない秘密の花園が!?禁断の扉を開く爆笑ストーリー『マ王奥』をはじめ、アニシナの魔動装置“夢芝居”がフル稼働する『だってお年頃なんだもん』、アノヒトたちの運命の邂逅を描いた過去のエピソード『迷ううちに花は』、噂の女・スザナ=ジュリア初登場の『星の名前』、そしてコンラッド視点から静かに語られる『大切なひとを失った』-の5編を収録した、まるマシリーズ外伝第4弾、ここに見参。
破壊の女神の教団との戦いで多くの仲間を失い、自らも瀕死の重傷を負ったスパークは、リーフたちに助けられて、闇の森に潜んでいた。教団に最愛のニースを奪われるという最悪の状況の中、再起を誓うスパークは、かつてベルド皇帝のマーモ統一に力を貸したと伝えられる、最強の戦士たちを求めて森の奥へと向かう!教団との最後の戦いのために!!-悠久の時を紡ぎ、幾万の英雄たちが煌めく、呪われた島ロードスの物語、ここに完結。
ファーメットの陰謀の証拠である“割符”を盗んだばかりに、冒険者たちと旅をすることになったミスラの盗賊コンビ・パーシャとネリィ。彼女たちは“中の国”で出会った仲間たちと共に、ラミアに囚われた人質を追うことになるのだが…!?アトルガンを舞台にしたシリーズがいよいよクライマックス!!アトルガンの娘たちの活躍をじっくりとご堪能ください。
輝明学園高等部、入学式の朝。結城マサトは、幼なじみの星野篝とともに学校への道を歩いていた。これからはじまる日々に期待をふくらませながらー。しかし、そのとき既に、世界は人知れず滅びを迎えつつあった。滅亡をもたらす紅き星に、唯一対抗できる“星の勇者”-その運命に目覚めたとき、マサトは残酷な決断を迫られる…!おなじみ柊蓮司、赤羽くれは、グィード・ボルジアが活躍する『ナイトウィザード』リプレイ「星を継ぐ者」堂々小説化。
薄汚れた洗面台で、老女はいつものようにひび割れた石鹸を取り上げて、掌で揉み始める。乾いた石鹸はすぐにぬめりを取り戻し、白く濁った水がぬるぬると手にまとわりついて泡となって嵩を増やしていく。最後に一通り両手の表面を泡で拭った瞬間、それまでとは違う異様な感触が掌に伝わり、そしてー。泡禍解決の要請を受け、蒼衣たちは神狩屋がかつて暮らしていたという海辺の町を訪れた。過去に例をみないほど町中に溢れ出す泡禍の匂いの中、彼らは神狩屋の婚約者だった女性の妹・海部野千恵に出会う。彼女は重度の潔癖性であった。奇しくも婚約者の七回忌を明日に控え、悪夢の泡は静かに浮かび上がるー。鬼才が贈る悪夢幻想新奇譚、第三幕。
副社長と新人カメラマンは情報を得るためシカゴの街へ。奇妙な集団はヒューイの命令で大事に備えて密かにシカゴの街へ。破壊魔はルッソ・ファミリーに誘われ、ラッドの代わりにシカゴの街へ。研究者は会社があるのでシカゴの街へ。吸血鬼は友達の為にシカゴの街へ。曲者達が刑務所にいる間、一方のシカゴでは全土を揺るがす大事件が巻き起ころうとしていた。三百箇所に仕掛けられた爆発物。同時に併発した二百人以上の失踪事件。すべてが繋がり始める時、娑婆の空気を塗り替える者とはー。
さまざまな出会いや別れを経て、ようやく再会したデュアンとオルバ、そしてアニエス。再会を喜ぶ三人だったが、火の精霊使いとなったアニエスはひとつの使命を抱えていた。その使命とは、火の精霊の変調の原因を探ること。そのため、アニエスは火の精霊の生まれる場所、火の神殿へと赴くのに、同行してほしいと二人に求めたのだった。しかし火の神殿が近づくにつれ、火系モンスターたちが暴走していることが判明し…?緊迫の展開の結末は!?「烈火錯乱」完結編。
シティを支える“マザー・システム”の秘密を全世界に告発した“賢人会議”は、全シティに対し宣戦を布告した。行方不明の兄姉を捜す錬は、兄・真昼が“賢人会議”の参謀として、姉・月夜が“シティ・モスクワ”軍の捕虜として、ともに“シティ・ニューデリー”に向かう事を知る。“シティ・ニューデリー”の議会は、魔法士を犠牲にしながら“マザー・システム”を稼働させ続けるか、魔法士を守るために“マザー・システム”を棄てるかで紛糾していた。ヘイズの助けで“シティ・ニューデリー”に潜入した錬が出会ったのは、魔法士でありながら“マザー・システム”存続を唱える執政官アニルだった…。
ついに、人類の命運を掛けた最後の戦いが始まった。柊弥は蛍子への想いを胸に、最強の星獣“九頭竜”東雲十吾に挑む。東雲の力の源である地脈を絶つべく結界の完成を急ぐ亮は、華音の兄“鳳凰”の明良の襲撃を受ける。一方、柚子は記憶を取り戻した華音と激闘を繰り広げていた。絶望の淵から立ち上がった直純は、由花と共にアヌビス、バステトを追いつめるが、その前に現れたのは空間を操る妖魔・セクメトだったー。それぞれが死力を尽くした戦いが続く中、遙と燐は“混沌”を取り込んだ志摩を倒すのだが…。人気シリーズいよいよ完結。
弱っていた水藤深矢の体は、次第に回復し始めていた。だがそれと同時に、彼は精神的な不安定さを見せるようになる。一方、矢代純の体にも異変が起きていた。時折かすむ目、長い間忘れていた気温に対する人間的な感覚。そんなとき、彼らが住む町で子供が行方不明になる事件が起きる。消えた子供たちの間に広まっていた妙な噂。彼らはある文章をお告げとして信じていた。『願いがあるならば、階段を上れ』この事件に《モノ》が関係しているのではないかと疑った純たちは、真相を追って動き始める。第12回電撃小説大賞《金賞》受賞作シリーズ第3弾。
「怖かったら手を握ってもいいですよ?」「握らなくていいっ!」休日の遊園地。高校一年生の城島硝子は、表向きは従兄弟で先輩の晶と初々しくデートの真っ最中。しかしそこには、もうひと組のアブノーマルなカップルが来ていて…!?他にも、直情少女とのお弁当対決、水着だらけのドタバタ海水浴、しんみり夏祭り、ネガティブ保健教師のとぼけた日常など、「電撃hp」に連載されて大好評を博したコメディ『レジンキャストミルクフラグメント』が、書き下ろし&おまけページを加えてついに文庫化。ちょっぴりワケありな不思議少女とその仲間たちが送る抱腹絶倒な日々。
九条院アリスのクラスにやってきた転校生・リリス。大人びた雰囲気で一躍クラスの人気者になった彼女は、こともあろうかアリスの婚約者・鬼百合三月に急接近!あくまで無関心を装うアリスだが、プールの授業でリリスの圧倒的なボディに誘惑されっぱなしな三月の態度に、“ぺたんこ”な彼女は心穏やかでいられず…。アリスの性能をことごとく上回る恋敵の登場に、アリスと三月の(主従)関係はどうなってしまうのかー?そんななか、月城町には奇妙な二人組ー老紳士然とした口調の青年と、やたらと大食いなメイドが訪れていた。彼らもまた「組織」の人間であったが、二人のやりとりはどこかトボけていて…。
御伽学園のご奉仕大好きメイドさんこと、おつうさん。日課にお掃除が入ってしまう高校生らしくない彼女の趣味は、やっぱり高校生らしくない「恩返し」なのだった。そんなおつうさんに恩返しのターゲットにされてしまったのが対人恐怖症の亮士くん。かくして亮士くんにとっては、メイドさんにかしずかれる悪夢のような生活が始まった…。りんごさんはニヤリと笑い、おおかみさんはちょっと嫉妬(?)する大騒ぎの果てには!?御伽学園におおかみさん達がある限り平穏の時などないのです。風雲急を告げる大事件連発の熱血ラブコメ第2弾登場。
川原かぐや、高校2年生。意地っ張りで、負けず嫌いで、こう見えても人見知り。口より先に手が出てしまうタイプの彼女は、クラスではちょっと浮いてしまう女の子だった。そんな彼女のクラスに転校生の鳳君がやってくる。爽やかなルックスでなにげに女子の人気も高い。でも、どこか抜けていて世間知らず。それもそのはず、鳳君は異世界からきた王子様だったのだ!なにが気に入ったのか鳳君はかぐやの周りをうろちょろし、かくして「触らぬ神」状態だったかぐやの生活は波乱万丈の展開に!?ボーイミーツスクールラブコメ登場。
大昔、この世界に存在していたという魔法。今は失くなってしまった…そう思っていたんだけど、まるで魔法を、“身にまとった”ようなきらめきのひとたちもいるー。水玉シロー。13歳。中二。ジャージとタオル頭が標準装備の一般人。バイト代につられて始めたのは、由緒正しき超名門校の女子寮の“お手伝いさん”で…。その寮には、とくべつな“きらめき”を放つ4人の美少女が住んでいたんだった。個性的な彼女たちとの生活は、もちろん平穏に過ぎるはずもなく。しかも、その女子寮には秘密があって…!?ハセガワケイスケ×七草が贈る、新しい物語り。
鳳天音と此花光莉が行方不明ー今朝方、駆け落ちした模様…!!聖スピカ女学院の新しき星、真箏と聖ル・リム女学校の秘密兵器、篭女ペアが制したエトワール第2選。その会場となった光舞館に、急報が舞い込む。かつての優勝候補ペアの失踪に、騒然とする全校生徒たち。一方、静馬とのすれ違いからペア解消を宣言した渚砂も、そのままいちご舎から出奔しようと決意する。光莉を想う夜々、渚砂を気遣う玉青の心は通じるのか?芸能科新設のため、暗躍する千華留の真意とは!?禁断の恋と友情に翻弄される乙女たちを描いた学園百合ノベル最終巻。栄光のエトワール冠は、誰の手に。
『“ジャングルH”にようこそ!』操る者のイマジネーションに呼応して、幻想的な立体映像を生み出す機器“キュービック”。それを用いた創作に熱中する高校生の菜摘は、次第に自分の作り出した映像世界に取り込まれてゆく。「空色の猫=空猫」に導かれて迷い込む、不思議な動植物の生息する森。そこには、あこがれのクリエーター・シンノにそっくりの青年がいたのだがー!?無数の可能性を超えて惹かれあう、運命のラブファンタジー。
「そなたも、私を愛してくれるか?」ジューネは、リウイを上目遣いに見て言った。その表情には恥じらいさえ感じられる。リウイには信じられなかった。目の前にいる女性が、本当に、鋼の国と恐れられるロドーリルの鉄の女王なのか?魔法王の鍛冶師ヴァンが鍛えた聖剣を求め、リウイが今回訪れたのは、城塞都市プリシス。そこはロドーリルとの戦いに敗れ、占領下に置かれていた。女王が滞在する宮殿に運良く招かれたリウイは、少女のように振る舞う女王に違和感を感じていた。その違和感の意味を探るうちリウイは、ロドーリルの無謀な侵攻の裏に美しい娘と騎士見習いの哀しい物語があることを知る。リウイ、サーガ最終章、第4弾。