2020年発売
豚のレバーを生で食べて意識を失った、冴えないオタクの俺。異世界に転生したと思ったら、ただの豚になっていた!豚小屋で転がる俺を助けてくれたのは、人の心を読み取れるという少女ジェス。ブヒッ!かわいい!豚の目線なら、スカートの裾からチラリと純白の…。「あの、心の声が聞こえていますが…」まずい!欲望がだだ漏れだ!「もしお望みでしたら、ちょっとだけなら」え、ちょっ…!?まるで獣のような俺の欲望も(ちょっぴり引き気味ながら)受け入れてくれる、純真な少女にお世話される生活。う〜ん、豚でいるのも悪くないな?これはそんな俺たちのブヒブヒな大冒険…のはずだったんだが、なあジェス、なんでお前、命を狙われているんだ?第26回電撃小説大賞“金賞”受賞作!
“フウ”-最下層の孤独少女。友は小鳥のアサと、ジャンク屋の片隅で見つけた、古いラジオのみ。“カザクラ”-マイペースな腹ぺこガール。出会った瞬間からフウを「お兄ちゃん」と慕い、陽気な笑顔でつきまとう。そんな二人が出会ったここは、世界にただ一つ残るヒトの国。異形の怪物たちが支配する果てなき砂漠の真ん中で、ヒトビトは日々の貧苦を喜びとし、神の化身たる王のために生きねばならないー。だが、彼女たちが知る世界は、全部大ウソだった。たくさんの知恵と一握りの勇気を胸に。今、“世界一ヘヴィな脱出劇”が始まる。第26回電撃小説大賞“銀賞”受賞作。風の名を持つ、二人の少女の物語。
休暇のため“最果て図書館”を訪れたルチアと穏やかな日々を送る館長のウォレス。そんな彼のもとに、テオドラからある報せが届く。-ルチアが何者かに狙われているというのだ。不穏な空気が漂う図書館に、暁の勇者と共に現れたのは、さすらいの吟遊詩人トネリコ。図書館の中にいるにもかかわらずウォレスが存在を感知できない、「気配のない」少年だった。図書館館長になりたいという彼に心を掻き乱されるウォレス。そんな中ルチアが何者かにさらわれてー!?かけがえのない女の子を守るため、戦うウォレスの想いは“空間”の意思を超えることができるのかー!失われた記憶、リィリの過去、ルチアの歌声に隠された秘密…すべての謎が明らかになるシリーズ最終章!
転生の際に欠けた記憶を蘇らせるため、夢の番神の力を用いて自らの過去へと潜るアノス。夢の中の自分は今より幾分か幼く、未熟で、しかし大切な妹を守るために戦っていた。妹の名はアルカナー偶然か、何かの因果か、それは共に選定審判を戦う神と同じ名前だった。欠けた記憶を確実に取り戻すため、また地底世界への見聞を広めるために、アノスは学院の生徒を引き連れて神竜の国“ジオルダル”を訪れる。かの国を統治する教皇ゴルロアナは、アルカナを見て彼女は創造神ミリティアの生まれ変わりだと告げる。果たしてそれは真実か、それとも偽りかー。
『だってわたし、今、あなたのことが好きだもの』それは何年ぶりの『出会い』だっただろうか。大学二年生となった沙弥香を慕う、一つ年下の後輩・枝元陽。今まで沙弥香が好きになってきた人の誰からも遠いその雰囲気。眩しいくらい積極的に好意を伝えてくる陽に初めは警戒しながらも、やがて彼女からの気持ちに応えるように、沙弥香は恋の形を模索する。-誰かに恋をする度、星に手を伸ばすようだった。とても綺麗で、ただ届かない。それでも。その星に触れてみたいと、今度こそ。沙弥香の恋の物語、完結編。
ある日、若き料理人のシンは、異世界食材を使ったメニューを増やそうと思い立った。そこで彼はさっそく店の休業日に、仲間と共に凶暴なモンスターたちが生息する南の森へと足を運ぶことに。冒険の末、お目当てのモンスターの討伐に成功したシンだったが、扱ったことのない食材に悪戦苦闘するのだったー。生唾ごっくん食力ファンタジー、待望の文庫化第2弾!
小鳥遊綾人は夏休みに入ったのを機に、仲間たちを連れて魔族大陸へと向かった。その目的は、現魔王を倒し、前魔王を救出すること。しかし魔族大陸に到着早々、魔族同士の揉め事に巻き込まれてしまう。さらにその問題を解決して進んだ先では、綾人たちがいたのとは別の国で召喚された本物の勇者と遭遇してしまうのだった。最強拳士のやりすぎ冒険ファンタジー、文庫化第3弾!
シンは一人旅の途中で、モンスターに襲われていた駆け出し冒険者パーティを助けた。彼らは自分たちの未熟さを痛感しつつ、シンの強さに驚き、弟子入を申し出る。シンは迷惑がりつつも、見捨てることもできずに、レベル上げの指導を始めるのだが…。それは、彼らにとっては超絶ハードな修業の始まりだった。ネットで大人気の異世界ケミストファンタジー、文庫化第2弾!
壊滅したライジングサン王国を後にした祈里とアリーヤ。リーン聖国辺境の街「レギン」に辿り着き、二人は冒険者となった。面倒な冒険者稼業はアリーヤに任せ、裏でこっそり情報収集…などと考えていた祈里だったが、ある日おかしなシスターに絡まれる。「君!私の弟子にならないかい?」…うん。何言ってるんだろう、この娘。訓練が地獄な脳筋シスター、初手で夜這いに来るエロフ、嫌われ過ぎの謎のおっさん、あと思春期こじらせてるアリーヤ。カオスすぎる日常に祈里は振り回される。おかげで寝不足だチクショウ!しかし情報を集める内に祈里は気づく。この街、どうやら裏がありそうだ…。歩みを止めぬチート権化の、次なる破壊の矛先は一体どこへー。波瀾万丈な『レギンの冒険者』編、ここに開幕。
魔物と人が共存する剣と魔法の異世界。魔物を従えるテイマーを養成する学校で、少年アルスは一番大事な相棒を選ぶ“卵選び”に遅刻してしまった。そのため一番ランクが低いと思われている白い卵から相棒を選ぶことになったアルスは、ある卵に特別な縁を感じて相棒にすることを決める。しかし、その卵から生まれてきたのは未熟な白いトカゲ。「クラウド」と名付けて熱心に訓練をするも、学校では最弱と見なされていた。ところがそんなクラウドが実はとんでもない力を秘めていて…。相棒と一緒に上を目指す、最強学園ファンタジー、ここに開幕!第7回ネット小説大賞受賞作。
聖女召喚に巻き込まれ、城下町の食堂で働くことになった鏑木凛。彼女の作る料理は“おいしい!”と街で徐々に評判になっていた。ある日、第一騎士団長のライフォードが血相を変えてやってきた。ガルラ火山まで出かけなければいけないが、防炎薬の瓶が割られてしまったのだという。そこで凛はジークフリードに内緒で第三騎士団に紛れ込み、防炎効果のあるドリンクを火山までデリバリーすることに。さらに山頂付近で手作り料理までふるまっちゃいます!家庭料理で活路を見出すお料理ファンタジー、話題の第2巻。本日も絶賛営業中です!
ーある日の朝、目を覚ますと…平凡な若手商社マンである一宮信吾(25)は、僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男ヴェンデリン(5)という存在意義さえ怪しい子供に憑依していた。信吾は、家門と領地継承もなく、内政無双の知識もないこの身と己に絶望するも、魔法の才能に恵まれたという一点を突破口に独立を目指す。この物語は、そんな若造が魔法で金を稼ぎ自由に生きる(もちろん世界なんて救わない)、当面は脱ボッチのお話である。それと、結局人の営みで発生する柵(しがらみ)からは逃れられない…という話でもある(1巻)。アンデッド化した古代竜の襲撃を乗り切ることに成功した魔導飛行船は、無事王都へと到着する。さっそく兄エーリッヒの家へと向かうヴェンデリンだったが、王の命を受けた使いの馬車により城へと招かれてしまう。アルテリオの助力のおかげもあり、王との謁見も難なく済むが、莫大なお金に準男爵という地位、そしてドラゴンスレイヤーという名声等々、ヴェンデリンは実に多くのものを手に入れることとなる。そして追い討ちとばかりに筋肉魔導師アームストロングの熱烈な歓迎を受け、ほぼ強制的に竜退治へと駆り出される。ボッチからは脱したが、貴族社会にどっぷりと浸かっていくヴェンデリン。彼を取り巻く柵(しがらみ)はなおも纏わりつき拡大していく…(2巻)。TVアニメ化記念1・2巻スペシャルパック。
“世界で一番悪い魔女”の末裔マキアは、“救世主の守護者”となり引き離された元騎士のトールと、舞踏会で再会を果たした。ところがマキアに守護者の印が現れたことで、事態は一変。“救世主の少女”アイリの相談役として、王宮通いを始めることに。トールに会えるようにはなったものの、使命の前に力不足を感じたマキアは、魔術師として成長するため魔法学校の授業に励む。だが救世主を狙う刺客は、否応なくマキアの前にも現れはじめ…。魔法世界“メイデーア”に選ばれた者たちの物語が交差する。
茨木真紀は、かつてあやかしの国を治めた鬼姫“茨木童子”の生まれ変わり。前世の夫“酒呑童子”だった天酒馨らとともに暮らす浅草で、毎年恒例のお祭り行事を心待ちにしていた。しかしその喧騒の裏で、吸血鬼による事件が見え隠れしはじめる。前世の眷属で吸血の鬼である凛音を心配する真紀だが、その凛音に真紀自身が攫われてしまった。浅草に帰るため、在りし日の仲間と刃を交える真紀。それはやがて、茨木童子と凛音が出会った千年前の勝負の日々を、二人に思い起こさせてー。
幼い頃から人とは違う、不思議なものが見えた響。その体質が原因で中学に居られなくなり、胡散臭い叔父の手引きで転校させられる。京都二条の街中にある寄宿学校“二条寮”。そこは退魔の担い手を育てる、現代の陰陽寮だった。戸惑いながらも入寮した響は、はみだし者として名を馳せるルームメイトと出会う。世話焼きな司に、悪巧み上手な幸介、物知りで人見知りな千尋。前途多難な予感は的中し、さっそく四人は怪奇事件に首を突っ込んでいき…!?落ちこぼれ少年たちが、京都を舞台に怪異を伏せる!
比翼連理の国王夫婦。私はそこに割り込む悪役の“第二妃”-。辺境領主の嫡女として生まれ育ったベルタは突如、国王に嫁ぐことになる。それも王室に前例のない“第二妃”として。愛されることも愛することもない生活を覚悟して輿入れしたベルタは、しかし儀礼的に済まされた三夜の儀式で妊娠する。継嗣のなかった王室にもたらされた待望の男児。その生母となった彼女は、やがて否応なしに正妃と対立し、我が子をめぐる権力闘争に巻き込まれていく…。激動のヒストリカル・ロマン開幕!
「お前はー。お前、だけはッ!!」魔王になったアウラは、文字通りひかりを手折り…“壊した”。激昂してエレノアとともに全力でアウラに迫り、屠ろうとするカケル。だが、その前にカケルの女たちが立ちはだかった。「おやめくださいませ、カケル様」感情だけに突き動かされた状態で、アウラを殺させるわけにはいかない。彼女たちは次々カケルの前に立つと、命を賭して彼を止めようと試みる。しかしーカケルは止まらない。ヘレネーにイオ、ナナまで倒れ、誰もが最悪の事態を危惧するなか、彼のもとに“奇跡”が起きる!?絶対無敵のチートハーレムストーリー、超絶クライマックスの第13弾!
「俺を側に置きたい?…何故だ!?」初めての恋人に僅か一週間でフラれた芦宮隆人は、かつて交流のあった学園のカリスマ、才媛の後輩ー月ノ瀬白雪に秘密の部屋へ誘われる。(コイツ、まさか俺に気がー!?いや、単にからかうつもりか…!?)失恋をイジられてなるものかと身がまえる隆人。かたや、隆人に恋人ができたショックで寝込むまで己の恋心に気づかなかった白雪は、素直になりきれず、隆人から告白させようと恋の駆け引きを仕掛けていた!!(失敗したぁあ。わたしのばかー!)白雪は隆人へと迫るが、恋愛経験と知識に乏しく気づかれない!?恋愛に疎過ぎる才女たちとの駆け引きラブコメ『告白待ちバトル』開幕!
「祭りでは、アーガスト各地の料理が集うわよ」「何だって!?料理って、どんな?」「ええっと…骨付き肉とか、わた菓子とか、ソーセージとか…?」「それみんなウマいのかっっ!?」食べ物の話をした途端、ラスティの目がキラキラと輝きだした。しかし彼にも食べる以外、気になっている事柄はあった、それはー英雄となるには何をすべきか、どうすればいいのかわからなかった自分に『大切な誰かを守る』という強い想いをわからせてくれた、リーエル達の存在。皆を守るため、最強の英雄になる為に成すべきこととはー?やせいの英雄が、またしても大暴れ!!