2021年6月15日発売
無事に大学を卒業し、神戸で葉二との新婚生活をはじめたまもり。遠距離から、一緒に食卓を囲んで手料理を食べられるようになり、幸せいっぱい…と思っていたのに、結婚式にむけたダイエットという名の強敵が襲う!?さらに、希望通りの仕事に配属されたはいいものの、まもりは同期の急な無断欠勤やパワハラ疑惑の対応でてんやわんや。葉二さん、市民農園を借りられるかもって浮かれてる場合じゃないですっ!ベランダ菜園からはじまった毎日は、形を変えて続いていくー。大人気シリーズ本編、堂々の完結!
怪異や難事件の駆け込み寺・薄紅の姫。昼の姿である末席の女房として、中宮崩御のあとは、その娘である内親王付きの女房となっていた。その一方で、夜の姿である薄紅のもとには、晴明の孫・奉親が入り浸っている。さらに彼の紹介で、日中の同僚である右近まで相談に現れてしまう。正体を隠している薄紅だが、書物と恋にまつわる右近の悩みを放っておけず心を砕く。その相談をきっかけに、薄紅は実兄から自分の婚約話に言及されるはめに。読書と友人の恋がかかった婚約という危機に薄紅は…。
高校を不登校になった千代里は、家業の旅館の手伝をしている。現状を変えたくて、祖母の勧めでアルバイトをすることに。バイト先は南箱根にある“願いが叶う”と話題の石屋、素玉館。アクセサリー作りが好きな千代里には願ってもない職場だった。一見強面な店主、司とオッドアイの不思議な猫ニシキと一緒に働くうちに、千代里は少しずつ変わっていき…。「あんな感情を持ってる私が扱っても、石は穢れませんか?」風光明媚な南箱根から贈る、天然石と不思議な猫が導く物語。
顔よし、体よし、性格よし。そのうえ読書家。なんだか現実味のないイケメン、熊本くん。仲の良い大学生・みのりは、同級生から彼の噂を聞く。どうやら熊本くんが、ゲイ向けアダルトビデオに出ているというのだ。熊本くんの部屋で二人、彼が作った甘口のカレーを食べながら、みのりは同級生の言葉を思い出す。帰りの駅のベンチで、少し後ろめたさを感じながらも「熊本祥介」と、スマホで検索を続けるがー。ゲイの熊本くんの、汚くて繊細な青春物語。第4回カクヨムコン大賞受賞の問題作が待望の文庫化。
「福本福子。福を呼び込みそうな、ええ名前や」-そんな理由で、マル秘部署の神様専用の外商部『七福神ご奉仕部』に配属された福子。初めてのお客様は、福子と馴染み深い神社の祭神である福禄寿様。しかし希望された“灯り”を持参した福子はけんもほろろに扱われ、ケンカになって泣かせてしまう。さらに落ち込む暇もなく、恵比寿神から「夏を涼しく感じる器」の注文が来る。見繕ってお持ちするもダメだしの嵐!三度目の正直に勝負をかけるが…?「お客様は神様です!」神と人との絆が結ぶ、お仕事コメディ!第3回富士見ノベル大賞入選作!
お試しで異世界に聖女として召喚された私、ミコ。幻獣と会話できる能力を授かった私に与えられた任務は、人間嫌いな最強竜を森から追い出すこと…って無茶すぎる!冷たい最強竜に心を開いてもらうため、幻獣と仲良くしたり、明るく話しかけたりしていたら「なぜか、ミコの声は俺の耳によく届く」って私にだけどんどん過保護になっていき…?
恋愛的な好きかはわからないけれど、自分を想ってくれる夫ジークハルトと“いい夫婦”になろうと決意したロイスリーネ。そこへ神殿からうさん臭い聖女がやってきた。彼女はやたらとジークハルトに色目を使い、ロイスリーネの心中はかき乱されるばかり。さらに神殿を追放されたという別の聖女まで登場!彼女はうさぎを見たとたん顔色を変え…!?
ウィリアム殿下の過保護にお困りの私、伯爵令嬢リリアーナ。留学生のクリスと友達になったのだけど、ひょんなことから彼が誰かに恨まれていると知ってしまう。そこでウィリアムに相談するも「クリスとは関わらない方がいい」と妙によそよそしくなり嘘までつかれーそれなら実家に帰らせて頂きます!すれ違いの日々を送るようになった私達は…!?
幼い頃から王太子妃となるべく努力してきたマリアベルは、「真実の愛を見つけたんだ」と言われて婚約者である王太子エドワードから婚約破棄されてしまう。傷心のマリアベルは父親と共に隣国であるガレリア帝国に向かうが、そこで出会った美貌の騎士にいきなりプロポーズされる。騎士の正体は、帝国の皇太子レナート。突然の求婚にとまどうマリアベルだが、レナートを知るうちに、傷ついた心が癒えていく。だが、マリアベルの婚約を知ったエドワードがなぜか復縁を迫ってきて…!?青天の霹靂の婚約破棄!!からはじまる「真実の愛」をめぐる珠玉のラブストーリー。
王太子に婚約破棄された瞬間、料理好きOLだった前世を思い出した公爵令嬢レティーシア。彼女は、女嫌いで有名な銀狼王グレンリードの元へお飾りの王妃として赴くことになった。狼やグリフォン、庭師猫といったもふもふ達に囲まれた離宮で、マイペースな毎日を過ごすレティーシア。知り合ったお妃候補達と一緒にお菓子作りをしたり、もふもふ達を愛でたりして、みんな仲良くなっていく。もふもふ銀狼ぐー様の正体を知ったレディーシアとグレンリードの関係が少しずつ変わっていく中、レティーシアはまたまた騒動に巻き込まれてしまい…。料理を愛する悪役令嬢のもふもふスローライフ、第4弾!
前世での破滅をもたらした、王太子との婚約ー。最悪なサプライズ発表にショックを受ける侯爵令嬢のリオ。婚約を一時回避するも、王太子はリオを諦めず猛アタック!一方、リオを心配したもふ神様・レオンが魔法学院に入学し、ついにプロポーズまで!?そんな中、ついに破滅の原因シャルロッテが光魔法を手にして現れ…王太子も前世と同様におかしくなっていき、絶体絶命ー!?
前世で元ヤンキーだった私は、攻略対象と恋愛しないと死んでしまうヤンデレ系乙女ゲームのヒロイン・セリーナに転生した。恋に奥手だった私が王太子への気持ちを自覚したのも束の間、崖から落ち、全ての記憶を失ってしまう。そんな中、国王殺害事件が起こり、全ての事件に関わる黒幕の存在が明らかになる。遂にセリーナを取り巻く、全ての恋と事件に決着がー!
「目指すは『仲のいい近所の女の子』からの脱却です」バスケへの熱を少しだけ取り戻したものの、普段は無気力な聖也のもとに週4のペースで遊びにくる小悪魔系中学生の美沙。お互いの母親が仕事で家を空ける日が重なったことで、突如お泊り会が発生することに。食材の買い出しデート、豪華な夕食、お風呂場でのハプニングと小悪魔っぷりを存分に発揮して!?さらに聖也の元カノ麻宮真琴の登場で美沙の心中は穏やかでなくー。大人っぽくて、スタイルがよくて、ちょっぴりエッチな小悪魔ヒロインによるおしかけ系ラブコメ第2弾!
秋斗の尊敬する先輩・安藤遥は睡眠不足な残念美人。昼夜逆転絶賛不摂生中な遥の生活リズムを改善するため、なぜか秋斗は毎晩電話で遥に“もう寝ろコール”をすることに。しかしじつはこの電話は、奥手な遥がなんとか秋斗にアピールするために一生懸命考えた作戦だった!「まだ全然眠くないし、もっとおしゃべりしようよ!…だめ?」「はあ。眠くなるまでならいいですけど。でも早めに寝てくださいね?」君が好きだからもっと話したいのに、どうして気づいてくれないの!?あふれる好意を伝えたいポンコツ先輩・遥と、丸見え好意に気づかない天然男子な後輩・秋斗による、好意ダダ漏れ甘々両空回りラブコメ!
「高橋先輩に私を撮って欲しいんです」廃部の危機を迎えていた写真部に現れた学校一の美少女・水澄さな。雑誌モデルの彼女が素人の俺に撮って欲しいなんて…何が目的だ?「家に遊びに行っていいですか?」「一緒にお出かけしましょう」「私たちカップルに見えるみたいですよ」しかもなんかやたらぐいぐいくるし…いや、こんなの絶対何かウラがあるに決まってる!「先輩ってマジで疑り深いですね」…え?マジなの?い、いやいや騙されないからな!主人公敗北確定のラブコメ開幕!
剣聖ライザを退け、冒険者としての生活を認められたジーク。クルタら上級冒険者とともに依頼をこなしていくが、ライザは気が気でない様子。事あるごとに干渉し、ついにはパーティを組んで一緒に冒険に繰り出すことになる。規格外の力と機転で困難を乗り越えるジークに、ライザの態度も柔らかくなっていき…。一方、ライザの帰りが遅いことを不審に思った姉たちからは、世界最高の魔法使い、賢者シエルがジークを連れ戻すために旅立っていたー無能なはずが超有能な、規格外ルーキーの無双冒険譚、第2弾!
魔王の自覚に目覚め始め、魔将たちとの絆がさらに深まってきたケンゴー。占領した王都の再建を待つ間、しばしの休息を兼ねてレヴィ山の妹の祝賀パーティーに赴くことに。「で、誰を同伴者に選ぶんです?」女性同伴がマナーとされる中、ルシ子、マモ代、アス美、さらにはベル乃までもがケンゴーの『正妻』役を名乗り出て一触即発の事態に!一方ケンゴーを迎えるアザゼル男爵領では魔界の四大実力者に数えられる大物アザールが魔王に認められたいあまり、極上の接待を用意していた。だが、それがケンゴーの逆鱗に触れる大誤算でー!“愛する”部下を守る“理想”の魔王の爽快サクセスストーリー第3弾!!
「…よければ、お礼がしたいです」社会人として充実した日々を送る釘山一悟は、酔っ払いから女子高生ルナを助ける。彼女は生き別れた初恋相手の朔良とそっくりな姿だった。「お母さんを知ってるんですか?」ルナは朔良の娘であり、朔良は死去した事を知らされる。そしてー「釘山さんは、心の中で慕い続けてきた、-理想の人だったんです」ルナが朔良から聞かされていた思い出話の中の一悟に、ずっと淡い憧れを抱いていたと告白される。「私を恋人にしてくれませんか?」『イッチの話はいつも面白いね』一悟はルナに在りし日の朔良の思い出を重ねる、許されない。止められない。二度目の初恋に落ちてゆく。