2022年4月22日発売
高校生の美原アンが夏休みにホームステイすることになったのは、札幌の郊外に佇む私立図書館、通称「図書屋敷」。不愛想な館主・セージに告げられたルールを破り、アンは真夜中の図書館に迷い込んでしまう。そこは荒廃した裏の世界ー“物語の幻影”が彷徨する「図書迷宮」だった!迷宮の司書を務めることになったアンは「図書館の本を多くの人間に読ませ、迷宮を復興する」よう命じられて…!?美しい自然に囲まれた古屋敷で、自信のない少女の“物語”が色づき始める。
忌まれた姫と異形の王子の、小さな恋のおとぎばなし。「星よ落ちろ、光よ消えろ、命よ絶えろ!!」全知の天に運命を委ねる占いの国ヴィオン。生まれながらにして毒と呪いの言葉を吐き、下町に生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女エルザは城に呼び戻され隣国に嫁げと強いられる。唯一の武器である声を奪われ、胸には星の石ひとつ。絶望とともに少女が送られたのは聖剣の国レッドアーク。迎えたのは、異形の四肢を持つ王子だったー。書き下ろし番外編「初恋のおくりもの」で初めて明かされるある想い。『ミミズクと夜の王』姉妹作。
「旅行へ行きませんか。今度こそ仕事抜きの…ふたりきりで」。 晴和の襲撃を退け、無事に新年を迎えた青葉グランドホテル。恋人同士になったあやねと太白を待ち構えていたのは…一泊二日の塩釜旅行! しかし幸せムードから一転、白木路がホテルを去り、高階家への協力をやめると宣言してしまう。暗躍する啓明に追随し、次第に不穏な動きを始める妖たち。太白が正体不明の妖に強襲を受ける一方、あやねにも危険が迫り!?緊張が走る、急展開の第5巻!
ヨヨはエヴァとの仲を深め、無事に定期試験を乗り越えた。ソラナカルタ魔法学校は冬休みに突入し、ヨヨはルナとエヴァとともに工房迷宮へと潜る。そこで出会ったのは、セレスティティと名乗る3年生の魔法使い。彼女の額に埋め込まれた水晶は錬金術師の一族であるドワーフの証だった。セレスの案内で、3人は工房迷宮に隔離結界で隠されたドワーフの里を訪れる。そこでヨヨたちが知らされたのは、ドワーフ族に伝わる“巫女”と“運命”の話。運命に縛られたセレスの枷を解き、諦めた夢を取り戻すため、“星詠みの魔法使い”は星を落とすー!
「ねぇねぇ、なんでいつも寝たふりしてるの?」休み時間、寝たふりをかます俺こと永沢修二に度々声をかけてくるのはクラスメイトの華月美蘭。そんな美蘭に戸惑う俺へ、両親は不意にこう告げたんだ。「実はな、お前には許嫁がいるんだ」と…!しかもなんとその相手は、何かと俺に構おうとする美蘭で!?昼も放課後もいつも一緒。最初は突然できた許嫁に困惑した俺だけど、それすら美蘭は優しく受け入れ、まっすぐな想いでリードしてくれて…?「一緒にご飯食べよう♪」「あの修二が好きそうな店、行ってみたい!」陰キャとギャル。正反対な2人が心を通わせていくイチャラブコメディ、開幕!
俺、九重雪兎は女運が悪い。昔から何かとトラブルに巻き込まれ、母親には疎まれ、姉には嫌われ、両想いだと思っていた幼馴染には告白前にフラれ、傷心中に嘘告される始末。すっかり感情がぶっ壊れて色々と手遅れなんだけどー「私が悪いの…全部私がー」「ごめんなさいユキ!アレはそんなじゃなくてー」何故か俺にトラウマを与えた女性達がチラチラこっちを見てる気がする…。これは傷つきすぎて好意を受け止められなくなった少年と、そんな彼を傷つけてしまった女性達による、手遅れから始まる全く始まらない勘違いラブコメディ!
果てなき栄誉か、永劫の呪いか。死した人間が魔物となるエリクシア王国の地下ダンジョン。そこに挑む冒険者のシオンは、ある日ダンジョンで葬送士の少女アリスレインと出会った。葬送ーそれは魔物となった人の魂を解き放つ唯一の手段。彼女はその力で全ての呪いを解き、深層に眠るとされる“魔女”の討伐を目指す新米冒険者。そしてーぼっちだった。そんな彼女を助けたことがきっかけで、二人は仲間を集めパーティを組むことに。「私はシオンさんと潜りたい。あなたと一緒じゃなきゃ、駄目なんです」この出会いは運命か、それともー。これは、若き冒険者達の覚悟と祈りの物語。
夏休みを水樹家で過ごす俺、綾小路和斗は父の連絡で一度帰宅することに。だが当の父はいなかった。代わりにいたのは、夏だというのに着る毛布で全身を包んだ女の子。聞けば彼女は義妹で!?そんな彼女を凛香に紹介することになり…「小森梨鈴。この子は私と同じ、スター☆まいんずのメンバーよ」なんと衝撃の事実が判明!しかし尊敬する凛香の『ネトゲで結婚=現実でも夫婦』という考えに納得できない梨鈴は、凛香に反発してしまい…。「ネトゲは、所詮ゲーム」「私たちの世界を、否定することは許さないわ」果たして夫婦(仮)の絆は義妹に認めてもらえるのかー!?
王女・プリムの家庭教師として王城へと登城したカイゼル。何気ない会話の中、ふとしたことから女王ソニアに誤解され“カイゼルが結婚相手を募集している”と王都中に喧伝されてしまう。三人の娘たちに問い詰められたものの、カイゼルは子持ちのおっさんに結婚相手など現れるはずもないと軽い気持ちで弁解。しかし、プリムのお付きで参加した社交界で、あらゆる縁談を撥ね付けるとされる氷の冷嬢・リリスに求婚されてしまいー!?さらに、リリスに対抗するように娘たちまでアプローチをし始めてー!?父親を慕う可愛い娘たちと贈る最強父娘ファンタジー、第4幕!
『赤い救済の会』が呼び覚ました『魔神』を退け、故郷アドリアへと帰還したラセル達。幼馴染みとパーティーを組んだ始まりの場所ー待っていたのは、誰よりも聡く自信に満ちていたジャネットの、ひどく怯えた姿だった。「ごめん…。僕はもう、折れてしまったんだ…」その口から語られたのは、ラセル達すら気付かなかった悔恨と、ケイティという底知れぬ邪悪。更に勇者ヴィンスの傍に現れた美女達にも謎が多く…。その正体を探り、己を追放した友と向き合うため、ラセルはシビラと共に今の勇者パーティーの元へ赴くー。有り余る魔力で最強に至る英雄譚、再起の第四幕!
刺客プレイヤーへのリベンジを誓い、修行の末に新たなアーツを習得したユーリ。加えて、グリムの製作した幸運値をさらに増大させる新装備を身に着け、ユーリは刺客プレイヤーをぶっ倒すためにワールドマップを駆け巡るー!その最中、ビンコと名乗る人物との接触によって、最大規模のワールドクエストー『絶滅大戦ラグナロク』開始のアナウンスが流れる。それは、ペンドラゴンを将とした“女神軍”と、ユーリを将とした“魔王軍”による、全プレイヤーを巻き込んだ決戦イベントの開幕を告げるものでー!?最弱ゴミクソプレイヤーによる最強のVRMMO譚、第4幕!
善良さ故に奪われ続けた前世の反省から「悪徳領主」を目指すリアム。彼は第三皇子クレオからの接触によって次期皇帝の継承権争いに巻き込まれる。そしてリアムは案内人が語った「真の敵」の存在を見極めようとするのだった。そんな中、軍での修行を終えたことで大学へ進学したリアムだがー「俺だって女遊びの一つや二つ、簡単にできるからな!」どうせ無理だと煽る友人達を見返すため、今度こそ女遊びをしてやると宣言。慣れないナンパに挑戦することに…!?悪徳領主が目標なのにナンパでいっぱいいっぱいな勘違い領地経営譚、第5幕!!
亡者の出現により、王国の命運を賭した“暁の連獅子作戦”は失敗となった。オリビアは悲願であった死神・ゼットとの再会を果たす。しかし、喜びもつかの間、ゼーニアとの決戦に向けての修行は佳境へと差し掛かっていた。一方、未だ亡者の情報を掴めていないコルネリアス、パウルら率いる王国軍は、ローゼンマリー率いる紅、天陽の騎士団を相手に決死の陽動作戦を遂行していた。戦況が敗北へと傾く中、疲弊した彼らの元にも亡者の手が差し迫るー。修行を終えたオリビアは、ゼットから戦争の黒幕を告げられた。彼らを倒して戦争を終わらせるため、オリビアは漆黒の剣を手に王国軍へと舞い戻るー。
魔王軍との初戦で、無事に光の勇者を守り切った高月マコト。大魔王の復活が目前に迫るなか、六国連合で一丸となって戦いの準備を進めていたーその矢先。月の巫女・フリアエの身柄を狙う太陽の勇者から急襲を受ける。人類最高戦力である光の勇者ですら敵わない圧倒的実力差を前に、打開の道を探るが…?さらに、とうとう大魔王復活の報せが届く。駆け付けたマコトは、太陽の女神から神託を告げられー!?「高月マコト。…どうか世界を救ってくれないだろうか」クラスメイト最弱がマイナー女神と最強へ至る異世界攻略ファンタジー、第9巻!
「お前にも付き合ってもらうぞ、ソーマ!」グラン・ケイオス帝国を下したハーン大虎王国は今や人類最大の強国へと発展を遂げ、フリードニア王国率いる海洋同盟と世界の勢力を二分していた。時代が移りゆく中、ソーマは大虎王国の王・フウガより、ついに“魔王領完全解放”への協力要請を受けてしまう。リスクの大きさに葛藤しながらも、魔王領攻略の必要性を認識していたソーマはこれを受諾。未知の敵である魔族に関する情報収集を本格化する。そしていよいよ進軍を開始するが、魔族はソーマの想像を絶する戦力を有しており…!?革新的な異世界内政ファンタジー、第17巻!