2024年10月19日発売
「最初で最後の星戦だ。すやすや寝ているがいいさ、星の大敵」帝国と皇庁ー永きに亘り対立していた二国が、災厄と魔女イリーティアという“共通の敵”を前に手を組んだ。天帝ユンメルンゲンと女王ミラベアの対話を経て共同戦線を張り、それぞれ精鋭を連れて別ルートにて星の中核を目指すことになった両国。当然イスカとアリスも別々に行軍することに。「いい、イスカ!どっちが先に星の中核に着くか、勝負よ!」しかし星の深淵で待ち受けていたものは、天帝の予想を超える禍々しき怨念だった。細音啓が放つ大人気ファンタジー第16巻。行こう、星の戦場へ。
時は来た。数多の犠牲を生みながらも革命に王手をかけた『灯』は、一年もの時間をかけ築き上げた計画を最終段階に移す。一方、王国最強の防諜スパイ『ニケ』は沈黙を貫いていた。『-あの男がいる限り革命は必ず失敗する』二年前、『焔』の双子が命を落とした要因にして、ニケすらも容易に手を出せない存在ー『蛇』のフィクサー“藍蝗”。今なお革命の裏に潜み続ける最悪の黒幕が、遂に本性を現す。『終わりだ、『焔』の未来たちよ』“世界の秘密”を探る者、守る者、破壊する者。三者三様の思惑が絡み合う中、運命を決める革命の朝が始まる。
故郷、敬陽を奪還したものの、アダイによって攫われた白玲。軍師・瑠璃や皇妹殿下・美雨に支えられ、俺は決意する。「行くぞ。うちの姫様をー白玲を助けに!!」一方、策を弄する鼠をものともしないアダイ率いる“玄”軍を前に都は陥落寸前。だけどよ、アダイ。売られた喧嘩は買ってやるから、俺に面を見せに来いー最終決戦が、はじまる。「最強の二人」が再び並ぶとき、乱世は終結する。それは古の“皇英”と“王英”か、それとも“双星の天剣使い”かー。「行くぞ!アダイっ!!!」「来いっ!張隻影っ!!!」転生英雄と美少女達の戦乱ソードファンタジーー遂に決着。
レベル99を誇る伝説の冒険者から、レベル1の少年へと生まれ変わったマイト。はじまりの街で美少女パーティと仲間になり、二周目の冒険を始めた彼は…はやくも街の英雄扱い!?「王都を狙っている魔族に勝てるのは…貴方しかいません」新たに舞い込んだ“王都に巣喰う吸血鬼”をめぐる依頼は、マイトのかつての仲間をも巻き込み、混迷を極めていくがー「あなたのためなら、私はいつだって…この身を捧げます」-奔走するマイトの元に、最強の美女軍団が集結していく!「あんたのことだし、どうせまだ実力を隠してるんでしょ?」…二周目冒険者、いつの間にか無敵のハーレムづくり完了!?
春になり、私には“できないこと”が増えた。ルームメイトになった宮城との距離は、前よりずっと近いはずなのにどこか気まずくて。触れることも、キスすることも、会話さえもままならない。これまでの当たり前を取り戻すために、五千円に代わる新たな言い訳がー新しいルールが私たちには必要だ。春になり、私には“分からないこと”が増えた。使われていなかった五千円とルームメイトになった仙台さん。その事実は、当たり前のように解釈していたこの関係を、180度違うものに変えてしまって。どうしてあの時、仙台さんはー今更湧き上がる疑問の答えを、私は知りたいのかどうかも分からない。
「肉じゃが作り過ぎちゃったので、よかったら…」高校入学を機に一人暮らしを始めた日、お隣さんからおかずのお裾分け。彼女の名は森江ルフ。誰もが認める超絶美人だが、どこからどー見ても耳が長い、いわゆる『エルフ』。-なんで!?「部屋でゲームしませんか?」「食べ物を…分けてください」「一緒にご飯作ってると、新婚さんみたいだなって」“清楚”なイメージと違ってルフさんはゲーオタで酒好きのニート。そんな彼女は、何かと俺を誘ってきて…。二人でご飯を食べて、触れあう近さでゲームして、温泉で浴衣姿の彼女から抱きつかれる。ダメエルフ彼女とのほのぼの日常生活!
『主人公的行動』-例えば、困っている人を助けたり、窓際の席で転校生と出会ったり。そんな行動を力に変える兵器・スターゲイザーは、まさに小日向葵のための兵器…だった。「おまえは小日向葵の代わりに、戦わねばならない」葵が命と引き換えに世界を救ってから一年。一人残され、絶望の中引きこもる幼馴染・高橋嗣道に、それは突然告げられた。葵を殺した仇敵の復活。迫る人類の危機。対抗できるのは、葵がスターゲイザーの後継者に設定していた嗣道だけ。「だから、天才科学者の私がお前を主人公にしてやる!」突如現れた少女・山田麒麟による、“主人公化計画”が始動!?
来るべき比翼の日、だがそこに堕落の果実を強奪する組織が現れー『大惨事チョコレート大戦』。グレンの反対を押し切り魔獣退治についてきたシスティたち。彼女らを待っていたのはサキュバス!?-『世界最強の魔獣』。あの“迷”探偵がまたまた登場。今度は怪盗と直接対決?-『魔導探偵ロザリーの事件簿・飛翔編』。国外任務のためグレンとセラが潜入。怪しまれないよう新婚夫婦を装うことになりー『偽装夫婦のシンフォニー』。そしてー禁忌教典をめぐる戦いを終え、卒業の日を迎えたシスティたち。だが現れたグレンは最後にとんでもないことを突きつけるー「要するに、“最後の卒業試験”ってやつだ」
弟が欲しいと、子どもの頃に願った。家族3人で過ごした日々は、やがて壊れる仮初だとしても幸せだった。あの時は叶わなかった願いだったけど、今はー「涼花を助けてください…あの子には真嶋くんが必要なんです」小深山さんは、俺にそう言って頭を下げた。元母との再会、涼花との血の繋がり、そして…彼女の病状。頼れる建さんも倒れ、兄として取るべき選択に悩むなか、上田兄妹が、月森たちが、西山が…俺のために立ち上がる!そしてー「大丈夫。兄貴には僕がついてるから!必ず僕が…」「弟」みたいな「妹」とともに。俺の幸せは…ここにある!
勇者と五人の仲間達によって、魔王は斃された。後は王都に還り、報奨金を受け取って英雄と讃えられるだけ。しかしー「馬鹿な。どちらも吐き気がする」仲間の一人・弓手のジャレッドは、それを拒否しパーティから離脱する。そこで初めて勇者ユーマは、命懸けで冒険をしてきたー僧侶グレアム、魔術師ラウニ、聖騎士レオナ、斥候兵ボニータの事も何も知らなかった事に気付き…。王都までの帰り道で、お互いの身の上話をする事になるのだが、仲間達から次々と衝撃の真実が明かされー。『英雄』の喪失と再生を描くエンディングファンタジー。
統合暦2149年ー新生魔王軍の進撃によって滅びゆく人類最後の要塞都市『ワシントン市』から、最強の機械人形・マトイが過去へと旅立った…魔王・ベルトールを討伐するために。それから遡ること50年ー消息を絶った旧家臣の手掛かりを追うベルトールは、凄腕の探偵・茶畑絵美の元を訪れるが…「さあ…一緒に犯人探しといこうじゃないか、助手くん!」絵美の右腕として探偵になった魔王は、狂気に満ちた連続殺人犯、かつての配下を名乗る少年ーそして、自身を狙って未来から襲来した少女をめぐる超難事件に巻き込まれていき…世界の行く末を左右する謎に、名探偵・ベルトールが挑む!!
義姉の身代わりで全寮制の学園に入学することになった令嬢アリア。大雨の中、馬車から放り出された彼女を助けてくれたのは死を司ると怖れられる忌み神様で、たどり着いたのは聖女のための学園だった!?周囲から遠巻きにされ、なぜか無言でお世話をしたがる忌み神様に困惑するアリアだったけれど…。男爵家の嫌われ者ですが、聖女のための学園で神様の執着と運命を変える出会いが待っていました!?虐げられ令嬢と死を司る忌み神の人外ラブ!
志穂乃の治療を行ったセラフィナから彼女が特殊な毒に侵されていたことを知らされた司は、事態の裏側にかつて自身を暗殺しようとした王女アリアーヌの影を感じる。一方、不穏さを増す魔族と人間の関係は、魔族の街に暮らす彼の立場にも微妙な影響を与え始めていた…。すべてが複雑に絡む情勢下、司が下す決断とはー?
アーロス寺院教団を潰す覚悟を決めたオクリーは、教団内での地位向上のため幹部たちの人体の一部を自らの肉体に移植する「移動要塞化計画」を発案する。その計画と実験に尋常ならざる興味を持った、幹部序列第4位“人喰い”のゴスロリ美少女・スティーラ。オクリーの「身体」を欲する彼女に対し、嫉妬心を燃やすヨアンヌ。ヤバい二人の間に挟まれるオクリーに、運命の時が迫っていた。
近未来ー地球は、「偽獣」と呼ばれる異界の化け物からの侵攻を受け、終わることのない防衛戦を強いられていた。通常兵器はほとんど効かず、対抗できるのは、不思議な力を搭載した女性にしか扱えないパワードスーツ“ヴァルキリードレス”のみ。そんな鋼鉄のドレスを装着し戦う彼女たちを育成、運営する機関『第三学園』に一人の男が赴任する。彼の名は“一二三蓮”。今まで一度も実験が成功していない、対偽獣人型兵器のテストパイロットであったー。