制作・出演 : アウラ
コーラス・アルバムとして非常に高いクオリティのクリスマス・キャロル集。全曲ア・カペラなのはもちろん、5人のアレンジャーによる編曲が実に素晴らしい。各キャロルの出自に合わせた原語による歌唱も、コーラス・ファンの琴線に触れるだろう。スタジオ録音ながら自然な音場も見事。★
デビューから4年を迎えての第4作。ポピュラリティを失わないピュアな歌声を維持しながら、ハーモニー、フレージング面で円熟味を加えているのが素晴らしい。心地よい伸び・うねり感と、クラシカルな選曲は、時にあのスウィングル・シンガーズを彷彿とさせる。★
白戸家とは、上戸彩が出ているSoftBankの携帯電話のコマーシャルで、白犬のお父さんがいる一家のことである。そこで流れるクラシックの楽曲を集めたのが、このアルバムである。が、中身はまっとうなものである。お父さんが特に演奏に参加しているわけではない。
アニメ放映(CX系ほかで2008年10?12月)に合わせてのリリース。登場する主要曲をディスク2の13曲目以外すべて新録音で収録、内容はディスク2〈のだめ篇〉がより充実していて楽しめる。原作では“決壊”しているディスク1の4、5曲目もちゃんと演奏されているのでご安心のほどを。
いきなりの成功は、プロデューサーの岸健二郎が経験を経てベース(アルト)を当初から取り込んでいることが大きいだろう。女声コーラス特有の浮遊感だけでなく、合唱としての魅力をきちんと表現しているのだ。3枚目となって、ますます充実。以後の活躍も期待したい。
読売新聞社が運営する会員制サイトと、レーベルゲートが運営するPC向け音楽配信サイトによる、1万人アンケート“眠りに誘うクラシック”の結果で選曲。クラシックど真ん中からさまざまなジャンルまで多彩にそろえたアーティストたちのコンピ。楽しくて眠れないかも。