制作・出演 : サカリ・オラモ
レスピーギ:ピアノ協奏曲、ローマの噴水 ムストネン、オラモ&フィンランド放送交響楽団 『ローマの噴水』はレスピーギ作品の中でも高い人気を持つ「ローマ三部作」の最初の作品で、4つの楽章では、夜明けの牧歌的な雰囲気を湛えた噴水、神々が周囲で踊る噴水、真昼のトレヴィの泉の噴水、夕焼けを映す噴水という、それぞれ時代や時間が異なる噴水の様子が描かれています。 『ミクソリディア旋法によるピアノ協奏曲』は、古代ギリシアに端を発する音階を元に、近代的な管弦楽法と華麗なピアノ技巧を絡めた作品です。 【収録情報】 レスピーギ: 1. ミクソリディア旋法のピアノ協奏曲 (1925) 2. 交響詩『ローマの噴水』 (1916) オリ・ムストネン(ピアノ:1) フィンランド放送交響楽団 サカリ・オラモ(指揮) 録音時期:2009年10月14-16日(1)、2009年12月17-18日(2) 録音場所:ヘルシンキ、ハウス・オブ・カルチャー 録音方式:デジタル Disc1 1 : I. Moderato 2 : II. Lento - Andante con moto ? 3 : III. Passacaglia: Allegro energico 4 : I. La fontana di Valle all'alba 5 : II. La fontana del Tritone al mattino 6 : II. La fontana di Trevi al meriggio 7 : IV. La fontana di Villa Medici al tramonto Powered by HMV
Disc1 1 : Concerto for Clarinet 2 : Concerto for Clarinet 3 : Concerto for Clarinet 4 : Concerto for Clarinet 5 : Verdoyances crepuscules 6 : Diamond Street Powered by HMV
さすがオラモだ。アクセントが明確。音を引きずることなくキビキビと音楽を進める指揮振りで、じつに新鮮なシューマンを聴かせる。やや低域を抑えたバランスで、響きもスキッとしている。「ライン」の第2、3楽章など、彼らしい個性的なテンポ設定にハッとさせられる。
オラモたちのドスの利いた好サポートの上で颯爽と舞うヴァイオリンが眩しいシベリウス(どこにも記載がないが拍手入りライヴ音源)、透徹な響きで貫かれたリンドベルイのアルバム(2006年)。すでに全欧に名が轟くバティアシュヴィリの大した“デビュー”盤だ。★
96年以降2008年までの音源から10曲をセレクトしたベスト盤。何より新譜のベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ第9番」の第1楽章が聴けるのがうれしい。ヴァイオリン名品集としても使えるうえに、諏訪内の演奏家としての熟成の軌跡も把握できるのも良い。
フィリップスから移籍のリーラ。協奏曲は冒頭から実に魅惑的な音色で歌い、聴き手をグッと引き寄せる。リズムの切れ、カデンツァの妙技と練り込んだ表情など、また一歩前進した姿がうかがえる。オラモの伴奏も骨太で雰囲気豊かで理想的。ソナタも同等の名演。