制作・出演 : ホレス・パーラン
アップ・アンド・ダウン +1アップ・アンド・ダウン +1
“アス・スリー”以後のレギュラー・トリオによるブッカー・アーヴィン、グラント・グリーンを加えた異色のクインテットによる快作。意外なメンバーながら、息のあったプレイが続く。
ヘディン・サウスヘディン・サウス
1960年の一年間だけでブルーノートにリーダー作を4枚も吹き込んでいるホレス・パーラン。特徴的な右手のリズム感覚を最大限に活かしたトリオ編成にコンガを加え、グルーヴィなアルバムに仕上げている。
ムーヴィン・アンド・グルーヴィンムーヴィン・アンド・グルーヴィン
右手に負ったハンデをものともせず、自らのサウンドを確立したジャズ・ピアニスト、ホレス・パーラン。充実作の揃った60年代前半のブルーノート作品の口火を切った一作は、スタンダードが目白押しの万人向けトリオだ。
ルック・アウト+3ルック・アウト+3
1960年に吹き込まれた記念すべきブルーノート・デビュー作。後年CTIなどにも興味深いレコーディングを残したスタンリーだが、ここでは当時のニューヨーク・シーンの人気者らと正統的ハードバップを奏でている。
ドゥーイン・オールライト+2ドゥーイン・オールライト+2
麻薬から立ち直ったゴードンのブルーノートにおける初吹き込み。絶好調のホレス・パーラン・トリオとハバードを従え、ハード・バップ的なテナーを朗々と響かせる。泰然自若とした風格の好盤だ。
ウィー・スリーウィー・スリー
パーランは独特の乗りで熱狂的なファンを獲得しているピアニストだ。決して大向こうを唸らせるような大胆なタッチはしないものの、ブルージィでハート・ウォームな響きは日本人のテイストに合っている。そんな持ち味がご機嫌な形で発揮された好盤。