制作・出演 : 六代目
NHK落語名人選39 ◆星野屋 ◆小言幸兵衛NHK落語名人選39 ◆星野屋 ◆小言幸兵衛
どこまでとぼけているんだかよく分からないというシトで、ラジオは良く聴いて笑ってましたが、改めて聴いてみると、なんとものんびりしたテンポと間の取り方が、今は確実に昔の世界になってしまっている。時代を超えるということはなかなか難しい。
NHK落語名人選66 ◆お見立て ◆長屋の花見NHK落語名人選66 ◆お見立て ◆長屋の花見
昭和30年代前半にラジオで落語を聴き始めた世代にとって、柳橋という噺家は大看板であるとは分かっていても、興奮させてくれる存在ではなくなっていた。遥か昔に出来上がってしまった人というイメージだったのだ。全盛期の高座に接してみたかった。
NHK落語名人選90 ◆二番煎じ ◆試し酒NHK落語名人選90 ◆二番煎じ ◆試し酒
東京本郷生まれの江戸っ子だけあって口調がいい。もったりとした調子と軽い調子とが見事にブレンドされて、とてもいい味を出している。柳橋はNHKのラジオ『とんち教室』などで一般にも有名になった人だが、実力のほどはこの1枚で十分にうかがえる。
五街道雲助1 朝日名人会ライヴシリーズ19 [淀五郎]・[名人長二ー仏壇叩き]五街道雲助1 朝日名人会ライヴシリーズ19 [淀五郎]・[名人長二ー仏壇叩き]
長篇人情噺の貴重な担い手による佳品ふたつ。わかりやすくておもしろいのはていねいな語りの工夫が身についているからだとわかる。場の空気を弛めない間の保ち方が見事で息遣いもきちんとしている。江戸と明治が“時つづき”であることを感じさせる。
談志が選んだ艶噺し澄複院棒腟い涼遏‖樟談志が選んだ艶噺し澄複院棒腟い涼遏‖樟
落語家とは江戸の人情を語りながら、不思議な場所に聴き手を迷い込ませる現代版ハメルンの笛吹き。それも艶笑話、つまりエッチな話となるとこれは絶妙です。楽しい。笑いながら、もぞもぞっとする。博識にして研究家の談志師匠が編んだその手の話のCD10枚セット。日本のテレビ界のお笑いプロデューサーの重鎮、澤田隆治によるプロデュース。ジャケットを飾る高井研一郎のイラストにも味が。