音楽むすび | 制作・出演 : 長生淳

比較的珍しい吹奏楽用の交響曲シリーズの第5弾。日本の吹奏楽界には欠かせない重要な作曲家、長生淳と保科洋の二人を取り上げている。保科作品は木村吉宏の委嘱作品だ。吹奏楽関係者にとっての必聴盤だ。

彩愛玲のデビュー・アルバムは、クラシックの名曲や（父親が台湾とのハーフということもあり）台湾民謡などをハープの独奏だけで聴かせる。耳馴染みのある4、9曲目もハープの音色だとまた違った世界観を感じさせる。ハープの澄んだ音色は聴いているだけで心が洗われるよう。

木管楽器としてのふくよかな肌触りと、金管を凌ぐ鋭角的なモダニズムの響きをあわせ持つサキソフォンという楽器の音の楽しみを、ポップのくつろぎアートの冴え、いわば世話から超俗まで多彩に幅広く充足させてくれる、腕達者達のワザとセンスのエッセンス。