発売元 : 株式会社スペースシャワーネットワーク
4人組インスト・バンド、Nabowaの2作目。これまで以上に表情が豊かになったヴァイオリンとバンド・サウンドを軸に、さまざまな心象風景を聴き手に届けてくれる。メロウなラテン・ジャズやアグレッシヴなジャム・チューンなど、アレンジの妙もさすが。
R&B系男性デュオのデビュー10周年記念盤で、アコースティック編成による新録のベスト。バラードをメインに、ピアノやアコギのツボを心得たプレイと、二人の卓越した歌唱力とでしっとりと聴かせる。演奏がシンプルだけにヴォーカルのぬくもりが生々しく伝わってくるような、味わい深い作品。
2009年の『フツパー』のスピンオフ作としてリリースされるミニ・アルバム。シンセなどを取り入れたサウンドに挑戦したり、フロントマンのジンジャー以外がメイン・ヴォーカルを担当したりと、趣向を凝らした意欲作となっている。
大阪出身で東京を拠点に活動する百景のミニ・アルバム。ドラム、ギター、ベースという最小限の編成から紡ぎ出されるサウンドは、ポスト・ロックの影響を受けつつも日本画のようにシンプルかつ静謐な佇まい。目の前に映像が浮かんでくるような、イマジネーション豊かな作品だ。
TM NETWORKをリスペクトする4人のアーティストが、架空のイベント“CLUB COLOSSEUM”でTMNの名曲を独自の解釈で2010年代テクノ・アレンジしたトリビュート・アルバム。ユーロビート風な「Dive into your Body」、オルゴールの音で聴かせる「Human System」など、アレンジも凝っている。
3ピース・ロック・バンドのファースト・ミニ・アルバム。わりとありがちな8ビート疾走系日本語ロックの典型だが、異常に動きのよいベースがヴォーカルに負けず劣らず“歌って”いるのが特長。今作で“ロックの音を借りなければ出せないさわやかさ”というものがあるのを初めて知った。
結成12年目の7枚目。久々に益子樹が共同プロデュースを手がけている。アコースティック楽器を軸とした生のバンド・サウンドを前面に出し、明るくドリーミィな楽曲が揃ったポップ度の高い仕上がり。細部まで丹念に作り込んだ手腕はやはりさすがで、成熟したポスト・ロックというべきか。
ジム・オルークのプロデュースのもと、バート・バカラックの楽曲を国内外のミュージシャンたちがカヴァーしたトリビュート・アルバム。細野晴臣ややくしまるえつこ(相対性理論)、サーストン・ムーアら、そうそうたる面々が参加している。
開放感たっぷり、華やかさ弾けるナンバーに、多彩な声色のヴォーカルがちりばめられた8枚目のアルバム。96年に結成され、2002年より二人組となったテクノ・ロック・ユニットが、フィーチャリング・シンガーも交え、エレクトロ・アプローチを含めたポップで聴き心地のよいサウンドを展開する。
前作が『オリコン』インディーズ・チャート入りした二人組エレクトロ・ポップ・ユニットのアルバム。機械処理されたヴォーカルでキャッチーなメロディを歌い、電子音と人力パフォーマンスをミックスさせて疾走感とユーモアあふれるサウンドをクリエイト。そのすべてが見事なバランス感覚によって整合されている。
制作・出演
DanaTateoLeong / HelioAlves / TOMOKOMIYATA / シロ・バプティスタ / スコット・コーリー / セザル・カマルゴ・マリアーノ / ホメロ・ルバンボ / マーク・ウォーカーニューヨーク在住のシンガーによるハート・ウォームな一枚。ノラ・ジョーンズに通じるフォーキーな味わいにジャジィなテイストをまぶした感性が心地よい。淡々とした歌い方も好感がもてるし、何より歌の世界が聴き手に伝わってくるところがいい。