発売元 : 株式会社スペースシャワーネットワーク
細かなビートが醸すグルーヴ、クールさや哀愁が漂いロック感や熱情も覗く。西海岸サーフ音楽/アート・シーン(トーマス・キャンベル制作)とシカゴ・シーン(ジョン・マッケンタイア録音/演奏も)が交わった新感触のジャズ。サンディエゴの22歳双子兄弟(g,ds)ユニットの初作。
スワーヴドライヴァーのアダム・フランクリンとインターポールのサム・フォガリノによるバンドのデビュー作。ドラマティックな構成を持ったミディアム中心の落ち着いたインディ・ロック。やや暗めのヴォーカルだが、渋くて味わいのある個性的な演奏だ。
ストロークスが活動休止ということで、ベースのニコライがニッケル・アイ名義でソロを発表。彼が特に影響を受けたフォークやレゲエを大切に、語り掛けるように言葉を重ねていく。ある種、古きよきルーツ・ミュージック。心穏やかな音楽でもある。
ショーン・レノンの発案で、彼が長年のコラボレーターである本田ゆか(チボマット)と2008年9月に始めたレーベル、Chimera Musicのコンピ盤。ショーン自身のナンバーはもちろん、気鋭のアーティストの楽曲が満載されている。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリストによる5年ぶりの10枚目。ファースト・ソロにも似たヒリヒリした感触のアシッド・フォーク風から近年のレッチリっぽい歌モノまでいろいろだが、ギターを弾いていない曲の攻め具合に弾かれる。ジョニー・マーも参加。
英国で注目度上昇中のインディ・レーベルのコンピ盤その1。ガレージ・ロックから、ギター・ポップやリリカルなフォーク、アヴァンギャルドなパンク、インストなど、多彩なスタイルの楽曲を収録。雑多な印象も受けるが、個々の楽曲は面白く、楽しめる。
Pete And The PiratesやLet's Wrestle、Screaming Tea Partyといった一筋縄ではいかないバンドを多数輩出し、現在UKでは注目が集まりつつあるストールン・レコーディングスによるコンピレーション第2弾。美しくもどこか壊れた楽曲が並んでいる。
英バンド、ピート・アンド・ザ・パイレーツのヴォーカリストのソロ・プロジェクトのデビュー作(2007年発売)。自宅で録音されたという十分にローファイなアコースティック・サウンドで、ヴォーカルも細々としているが、曲は悪くないので楽しめる。
元アーチャーズ・オブ・ローフのエリック・バックマンによるソロ・プロジェクト5作目となるアルバム。スペインの伝説的闘牛士と、彼と恋に落ちた女優の生涯をテーマにしたコンセプチュアルな作品だが、中心にあるのはポップでエモーショナルな歌だ。
かつて国分寺にあったライヴ・ハウスで人気を博した、稲葉国光、中牟礼貞則、小原哲次郎のトリオが、四半世紀前の熱気あふれるセッションを再現すべく集合。温かみのある演奏から、ジャズをこよなく愛して上手に年を重ねてきたジェントルマン三人の人柄が伝わってくる。