1999年6月発売
シーズンズ・グリーティングスシーズンズ・グリーティングス
こういうアルバムをつくってしまえる、というところにまず脱帽。正直いってクリスマス・ソングは隔靴掻痒の感あり、という世代の筆者にとっては純粋に音楽として楽しめる作品は本気でうれしい。達郎氏のサンタ姿を表ジャケに使わなかったセンスを評価する。
honestohonesto
昨年1年休養していたため、オリジナル・アルバムは2年ぶり。一言でいえば、徳永らしい作品だろうか。さすが本人も周りを固めるミュージシャンもベテランなので、ソツなく綺麗にまとまっている。ちょっと地味かなとも思うが、それも芸風のひとつか。
エスパーニャエスパーニャ
アルヘンタは44歳で亡くなったスペインの指揮者。絢爛な色彩と骨太で力強いリズム、そして濃厚な表現が一体となり、ムンムンとローカル臭を発散する魅惑的な音楽を聴かせてくれる。これほどスペインの“地”の雰囲気をストレートに伝える演奏も珍しい。