2003年6月発売
瞬間と永遠瞬間と永遠
フォーク・ソングに通じるやわらかな手触りを持ちながら、ギリギリの緊張感を孕んだロック・ミュージックを奏でる当代きってのメロディ・メイカーが作り上げたセカンド・アルバム。打ち込みやループを多用したサウンドが、彼の本質をより浮き彫りにしているのが面白い。★
リムスキー=コルサコフ:交響組曲≪シェエラザード≫ ボロディン:交響詩≪中央アジアの草原にて≫/バラキレフ:≪イスラメイ≫リムスキー=コルサコフ:交響組曲≪シェエラザード≫ ボロディン:交響詩≪中央アジアの草原にて≫/バラキレフ:≪イスラメイ≫
夏なんだな夏なんだな
どうしても彼らには「十四才」のような決定的な名曲を求めてしまうが、そんなハンデを除けば文句なしのサマー・ソングである。小学生の時の夏休みの空を思い出そうとするとなぜかぼんやりと切なくなるが、ヒロトのうたとメロディにはそれと同質の感覚が滲み出ている。