制作・出演 : アンドレア・ボチェッリ
21世紀最高峰のテノール歌手、アンドレア・ボチェッリ。1994年のデビュー以来、これまでのCDセールスは8,000万枚を超えるなど、 クラシック・アーティストとしては圧倒的な実績を残しています。 今年の4月にはミラノ大聖堂から「Music for Hope」と銘打ったライブ配信を行い、世界中から320万人が視聴。 クラシックにおける史上最高の視聴数となるなどその人気は留まるところを知りません。 本作は2018年の『Si〜君に捧げる愛の歌』以来2年振りとなるニュー・アルバム。本作のコンセプトをボチェッリは「信じる心」、 「希望」、「思いやり」としています。「人々の魂にとって良い作用をもたらす音楽、 それが本作で目指したものです」と語るボチェッリ。多くの人々が苦しい状況に置かれている現在において、 音楽を通じ人々の魂を癒したいという想いから、楽曲は子ども時代から親しんでいた讃美歌からエンニオ・モリコーネの楽曲まで、 彼がここ数年思いを巡らせてきたものを幅広くセレクト。「アメイジング・グレイス」や「アヴェ・マリア」など、 一般的にも親しみやすい楽曲も数多く収録されています。 「アイ・ビリーヴ」では、ヨーロッパで圧倒的な人気を誇っているメゾ・ソプラノ歌手、チェチーリア・バルトリと共演。 ボーナス・トラックとして、今年の4月に行った「Music for Hope」で歌唱した4曲を収録予定。まさにボチェッリの今を体験出来る待望の一作となっています。
制作・出演
アンドレア・ボチェッリ / イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 / ズービン・メータ / バルバラ・フラットリ / フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ / ブリン・ターフェル / ヴェルディボチェッリがドン・ホセをうたった全曲盤からの抜粋盤。有名曲だけでなく、物語の内容もわかるような選曲となっている。全曲盤を聴き通すのはいささか大変なので、初心者やボチェッリ・ファンには格好の一枚といえる。
聴きものは何と言ってもボチェッリのホセ。いくぶんくすんだ色合いの力強い声がこの役に打ってつけだ。凄みのある低音を響かせるドマシェンコのカルメンも出色の出来栄えである。オペラ・コミークらしい軽さで名曲に清新の気を吹き込むミュンフンの指揮も秀逸。
ボチェッリが有名になる直前にモスクワで録音され、日本では3rdアルバムとしてリリースされた一作に、ボーナス・トラック2曲を追加。“イタリア”をキー・コンセプトに、オペラ・アリアから民謡までを収録。
イタリア系の名テノールたちが、その名を築いた時に必ずと言っていいほど取り上げるイタリアの歌の数々を、絶大な人気を誇る彼も取り上げた。大きな違いは、抜群のリズム感覚。発声を崩してもノリを大切にすることで、クラシックの枠を超えて楽しめるアルバムとなった。
アメリカでの大袈裟なまでの成功ぶりを、引き気味に見ているのは筆者ばかりではあるまい。そんな意地悪な目と耳のために作られたような企画アルバム。ダイナミックだが繊細でどこまでも美しい音色、驚異的な集中力、豊かで柔軟でのびやかな音楽性。やはり彼はスターだ。
本格的なオペラ全曲からポップスまで、幅広くヒットを飛ばしているアンドレア・ボチェッリのベスト盤。本作はポップス編とも言うべきアルバムで、ブライトマンやディオンとのデュエットなどが収録されている。