音楽むすび | 2010年3月発売

全曲、日本語のオリジナルでまとめた第2作。哲学的意味を深読みできそうな歌詞が印象的な「庭園」、ヴォーカルに加えてピアノを中心としたアコースティックなサウンドもキャロル・キングを思わせる「パスポート」、ハーモニーから浮遊するサビ・メロが新鮮な「貝がら」、曲調が確信に満ちた歌詞にぴったりで胸に染みる「遂に」などがいい。

各フェスで陶酔者を続出させているインスト・ロック・バンドが、ついに初のアルバムを発表。歌も言葉もないが、各パートの織りなすフレーズにはストーリー性があり、楽曲そのものにも色や匂いを付けていく。8曲目にコーラスが入っていたり、アコギ曲もあったり、新たな側面も発見。

ゲーム・サウンド・クリエイター出身のササキトモコのソロ・プロジェクトとなったセラニポージの4作目。エレクトロ×童謡×フレンチ・ポップ×チップ・チューン×ギター・ポップーー(以下、無限に続く)というカラフルなサウンドとマジカルなストーリー性を感じさせる歌詞世界がナチュラルに溶け合う。

櫻井翔主演のTBS系ドラマ『特上カバチ!!』主題歌のパワー・ポップを収録した、「マイガール」に続くシングル。カップリングには日本テレビ系『バンクーバー2010』テーマ・ソングに起用の「揺らせ、今を」ほかを収録。

女の子の三人(vo,p,b,g)と男一人(ds)による関西出身の4ピース・バンドのファースト・ミニ・アルバム。青い疾走感が心地いい「ジュブナイル」、ノスタルジックな雰囲気の「ドリフター」など6曲を収録。シュガーベイブ〜スピッツあたりに連なる、正統的な日本のポップス・バンドの系譜を感じる。

最高の音で楽しむために！

YouTube音楽映像部門人気ランキングで1位を獲得し、今後が注目される彼らの2枚にわたるコンセプト・アルバム第2弾。本作は、彼らの“デジタル”の部分を全面に押し出したもので、洗練されたポップで幻想的な雰囲気と、ストーリー性を感じさせる細かいところにまで目が行き届いた曲作りに好感。