2012年4月11日発売
リスエア:シンフォニック・エディション第1集 1920年代のパリで作曲を学び、デンマークに新古典派のスタイルを持ち込んだ作曲家クヌーズオーエ・リスエアの交響的作品集の第1集です。リーサゲルというと、バレエを好きな人なら名前はご存知かもしれません。ハラルド・ランダーの『エチュード』の音楽を担当(チェルニーの練習曲を管弦楽版に編曲)、この演目は世界中で広く愛されています。 第1集に収録されているのは、初期の作品で、『デンマークの絵画』と題された4つの作品と、1925年に初演された交響曲第1番です。時としてユーモラスであり、どこか辛辣な音は、確かに20世紀のヨーロッパの雰囲気を伝えています。(dacapo) 【収録情報】 リスエア: ・デンマークの絵画第1番『エラスムス・モンタヌス』 Op.1 ・デンマークの絵画第2番『まぬけなハンス』 Op.18 ・交響曲第1番 Op.8 ・デンマークの絵画第4番『コメーディエ』 Op.21 ・デンマークの絵画第3番『謝肉祭』 Op.20 オーフス交響楽団 ボー・ホルテン(指揮) 録音時期:2010年9月14-18日、2011年2月21日 録音場所:オーフス、シンフォニック・ホール 録音方式:デジタル(セッション) Powered by HMV
オケゲム:レクィエム、ソレンセン:レクィエム断章 ヒリアー&アルス・ノヴァ・コペンハーゲン ポール・ヒリアー2度目となるオケゲムのレクィエムが登場。対位法による最古のレクィエムとして知られるオケゲム[1410-1497]のレクィエムは、1461年に書かれており、緻密な書法と豊かな響きが印象深い傑作。 ヒリアーは今回、組み合わせとして、聖歌とデンマークの作曲家ベント・ソレンセン[1958- ]の宗教作品などを選び、ミサの流れを大きく拡大、途中で作品の可能性を広げるような変化をもたらすことに成功しています。 【ポール・ヒリアー】 ヒリヤード・アンサンブルの創設者として有名なイギリスのバリトン歌手で指揮者のポール・ヒリアーは、1990年に「シアター・オブ・ヴォイセズ(ヴォイシズ)」を結成、21世紀に入ると北欧との絆が深まり、2001年、エストニア・フィルハーモニー室内合唱団の芸術監督兼首席指揮者に就任、翌2002年には、コペンハーゲン大学音楽学部の名誉教授に任ぜられ、アルス・ノヴァ・コペンハーゲンの音楽監督に就任しています。 【収録情報】 ・ソレンセン:レスポンソリウムー神よ、われを思い出したまえ ・オケゲム:入祭唱 ・オケゲム:キリエ ・聖歌:続唱ー「みいつの大王よ」-ソレンセン:続唱「思い出したまえ」-聖歌:続唱「正しき裁判官よ」 ・ソレンセン:涙の日 ・オケゲム:昇階唱 ・オケゲム:詠唱 ・ソレンセン/オケゲム/モンテヴェルディ:聖なるかな ・ソレンセン:祝福あれ ・聖歌:神の羊 ・オケゲム:奉献唱 ・ソレンセン:楽園にて アルス・ノヴァ・コペンハーゲン ポール・ヒリアー(指揮) 録音時期:2006年8月、2011年3月 録音方式:96kHz/24bit Digital(セッション) Recording producers: Preben Iwan, Claus Due and Mikkel Nymand Sound engineers: Preben Iwan and Mikkel Nymand SACD mastering: Preben Iwan SACD Hybrid Powered by HMV
ゲンミンゲン:ヴァイオリン協奏曲集、シュベルガー:到着の交響曲 誰もが知ってるハイドンの『告別交響曲』。これは曲の終わりに楽団員が次々と退席し、ヴァイオリニストが2人だけ残ることで、雇い主に「家に帰りたい」と訴えるという作戦でしたが、このヨハン・マティアス・シュペルガー[1750-1812]の交響曲はその逆で、最初はヴァイオリン・デュオで始まり、次々と奏者が増えてくるという趣向です。 もう一人の作曲家ゲンミンゲンについては、現在ほとんど知られていません。ビュルテンブルクの騎士の末裔であり、ベルリンで裁判官として働いたという経歴の持ち主です。このヴァイオリン協奏曲は、当時の音楽を上手く取り入れながらも、すでにロマン派の香りを先取りしているものであり、小さな驚きを感じさせずにはおれません。(cpo) 【収録情報】 1. ゲンミンゲン:ヴァイオリン協奏曲第1番イ長調 2. ゲンミンゲン:ヴァイオリン協奏曲第2番ハ長調 3. シュペルガー:シンフォニア ヘ長調『到着の交響曲』 コーリャ・レッシング(ヴァイオリン:1,2) ミュンヘン放送管弦楽団 ウルフ・シルマー(指揮) 録音時期:2010年 録音方式:デジタル Disc1 1 : Allegro 2 : Adagio 3 : Rondo 4 : Piano Concerto No. 1 in C minor, Op. 35 5 : Andantino Cantabile 6 : Rondo 7 : Andante - Munich Radio Orchestra 8 : Allegro Molto - Munich Radio Orchestra Powered by HMV
北ドイツのルネサンス音楽集 第1集 プレトリウス:復活祭のミサ曲 初期バロック時代の大家、ミヒャエル・プレトリウスのミサ曲です。彼は当時「最も多作な作曲家」として知られ、同世代のドイツ、イタリアの作曲家たちに影響を与え、また自身もそれらの音楽様式を取り入れています。ほとんどが教会のための音楽であり、このミサ曲もヴォルフェンビュッテル教会で行われる復活祭のために書かれたものです。 世界初演となるこの作品を的確な解釈で聴かせるコルデスとブレーメン・ヴェーザー・ルネサンスは、常に新鮮な驚きをもたらしてくれます。(cpo) 【収録情報】 ・プレトリウス:復活祭のミサ曲 ブレーメン・ヴェーザー・ルネサンス マンフレート・コルデス(指揮) 録音時期:2011年 録音方式:デジタル Powered by HMV