著者 : おにぎり1000米
月の影と竜の花月の影と竜の花
狼族で兵士の伽羅は、竜人の指揮官・竜胆に見初められる形で「花」という役職に就くことに。「花」とは竜人が七度以上交わることにより、地上に長期滞在できるようになるための「番」相手であった。そんな役目に最初は驚きとまどっていた伽羅だが、優秀な指揮官である竜胆の優しさや強さに触れ、惹かれていく。交わるたびに胸に咲く花びらのような痣が増えるなか、竜胆の宿敵で伽羅にとっても縁のある天人の月白と再会し…。
今夜だけ生きのびたい今夜だけ生きのびたい
騎士と魔術師が織りなす、珠玉のファンタジーBL。大陸を旅して十年。伯父の訃報を受け王都へと戻った魔術師・アーベルは、王城魔術師団の一員として生活する傍ら、週末になると、城下にある亡き伯父の屋敷のそばで暮らしている。ある週末、注文した覚えのない大量のピザが屋敷に届き万策尽きていたところ、城下を見回り中の騎士・クレーレと出会う。ふたりで過ごす時間を重ね、心には温かな期待も羽ばたき始めるが、失意のなか孤独な夜を数えるように生きているアーベルにとって、クレーレはどうしようもなく眩しい存在で…。
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