小説むすび | 著者 : リンダ・ハワード

著者 : リンダ・ハワード

スター作家傑作選〜疎遠の妻から永遠の妻へ〜スター作家傑作選〜疎遠の妻から永遠の妻へ〜

サリー・ジェロームはみぞおちを蹴られたような気分だった。来週から新しいボスが来るーライ・ベインズ、7年前に私を捨てた男。18歳で両親を失ったサリーにとって兄のような存在で、ライにプロポーズされて結婚したのに、そばにいてほしいと願った彼女を振りきって、彼は出ていったのだった…。私の存在を知れば、ライは解雇を言い渡すに違いない。どうか見つかりませんように!だが非情にも再会の時は訪れた。グレーの瞳に怒りをたぎらせ、彼は残忍に囁いた。「どうして名前を変えたんだ?君は今でも僕の妻だ」(『もう一度愛して』)。1年かかって、ついにジョナは花嫁を見つけだしたースペインで燃えるような恋におちて結婚したのに、翌朝、忽然と姿を消した美しき花嫁エロイーサを。世界を股にかける権力者一族のジョナは、サングラスを外すと、彼女ににっこりと笑いかけた。エロイーサは驚きに言葉も出ないらしい。あれほど情熱的な恋人だった彼女が、なぜあんなふうに逃げだしたのか?その理由をどうしても知りたくて、ジョナはやってきた。そして、最後にもう一度ベッドをともにしてから彼女を無慈悲に捨てるという究極の目的を果たすために。(『秘密の電撃結婚』)。

スター作家傑作選〜シンデレラ・クリスマス〜スター作家傑作選〜シンデレラ・クリスマス〜

メアリスが目覚めると、見知らぬ男性がこちらを見つめていた。ここ数時間の記憶がない。マックと名乗る彼に、不思議と寄り添いたい衝動に駆られる。だが、二人が体を重ねたのか知りたいのなら答えはノーだ、と彼はにべもない。この人はいったい、何者なの?(『マッケンジーの娘』)。天真爛漫なケリと真面目な隣人ロックは、昔から兄妹のように過ごしてきた。ある日、雪道を走行中、事故で車が故障し、ケリが肩を負傷。ロックに軽々と抱き上げられたケリは、彼を男性として強く意識する。そして無人の小屋で、初めて一夜を過ごすことに…(『雪夜のハプニング』)。挙式寸前に婚約破棄されたブルック。クリスマスイヴの夜、吹雪の中で泣く幼い少女を発見し、自宅で保護する。警察に通報後、事情を聴きに来たたくましい保安官のヴァンスに思わずときめくが、彼は結婚寸前で破局した経験から生涯独身を決め込んでいて…(『イヴに天使が舞いおりて』)。「大変!どうしましょう!」デパートの販売員ジュリエットの乗るエレベーターが突然停止した。閉所恐怖症の彼女は、並外れた美貌の男性の前で取り乱す。すると彼は震える彼女を抱き、キスで黙らせたーそれが、オーナーである大富豪ロブとの出逢いだった(『クリスマスはあなたと』)。

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