著者 : 木下昌輝
戦国 番狂わせ七番勝負戦国 番狂わせ七番勝負
歴史に残るような戦国武将は、戦いに勝つべくして勝つのみにあらず。時として味方は寡勢、敵は数倍という絶対絶命の場面を潜り抜けて来て、世に名を残したのだ。織田信長、伊達政宗、浅井長政、島津義弘など七人の武将たちの驚愕の逆転の打開策を、当代きっての名手七人が描く、珠玉の短編アンソロジー。
宇喜多の捨て嫁宇喜多の捨て嫁
娘の嫁ぎ先を攻め滅ぼすことも厭わず、権謀術数を駆使して戦国時代を駆け抜けた戦国大名・宇喜多直家。裏切りと策謀にまみれた男の真実の姿とは一体…。ピカレスク歴史小説の新旗手ここに誕生!!第92回オール讀物新人賞をはじめ、高校生直木賞など五冠を達成した衝撃のデビュー作。特別収録・高校生直木賞ルポ。
戦国24時 さいごの刻戦国24時 さいごの刻
時を惑い。時を追われ。時を喰らう。時代小説界若手の実力者が、歴史の大事に至るまでの一日を濃密に描く、6つのどんでん返し!大坂夏の陣で、豊臣秀頼が死ぬまでの24時間。伊達政宗が父、輝宗を射殺するまでの24時間。桶狭間にて、今川義元討ち死にまでの24時間。武田信玄の家臣、山本勘助戦死までの24時間。将軍足利義輝、御所で闘死するまでの24時間。そして、乱世の終幕、徳川家康最期の24時間。
天下一の軽口男天下一の軽口男
時は江戸時代中期。大坂の生國魂神社の境内には、芝居小屋や見世物小屋が軒を連ね、多種多様な芸能が行われていた。笑話の道を志した米沢彦八は、役者の身振りや声色を真似る「仕方物真似」、滑稽話の「軽口噺」などが評判となり、天下一の笑話の名人と呼ばれ、笑いを大衆のものとした。彦八は何故、笑いを志し、極めようとしたのか?そこには幼き頃から心に秘めた、ある少女への思いがあったー。