著者 : 金子ゆき子
さようなら、ビタミンさようなら、ビタミン
婚約者に去られた30歳のルースは、仕事を辞めてアルツハイマー病の父親の介護を手伝うことに。辛い現実を軽やかなタッチで描き、全米の話題をさらった日記形式の家族小説。
ボージャングルを待ちながらボージャングルを待ちながら
「現実がありきたりだったり、悲しかったりしたときは、面白い作り話を聞かせて」というママと、ママを毎日違う名前で呼ぶほら吹きパパ、小学校を自主引退したぼく、アネハヅルの“マドモアゼル・ツケタシ”。ぼくら家族は、パーティー三昧の日々の日々のてっぺんから、笑いながら、泣きながら、高く高く跳びあがり、そして、ひらりと着地する。まるで、ニーナ・シモンが歌う“ミスター・ボージャングル”みたいに。せつなくも笑える純愛悲劇。デビュー作にして、フランスで50万部超えの大ベストセラー!
スペシャリストの帽子スペシャリストの帽子
十歳の双子の姉妹が、母親を亡くして初めて迎える夏のこと。屋根裏部屋で、二人は帽子でない帽子“スペシャリストの帽子”を手に入れた…世界幻想文学大賞受賞の表題作ほか、既婚者としか関係を持たないルイーズと、チェリストとしか関係を持たないルイーズー二人のルイーズを描くネビュラ賞受賞の「ルイーズのゴースト」など、米ファンタジイ界最注目作家が軽妙なユーモアにのせて贈る第一短篇集。
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