魏志倭神伝(1)
長い平和の時代は終わった。また修羅の世界が-。縄文時代より連綿と絶えることなく戦い続けてきた超能力者たち。宇加美秀彦は、そういう特別な血のつながりの秘密結社の中枢「生樹御門の会」のリーダーだ。彼の娘、史織が、敵対する「八代の悪舟」に誘拐され、凄絶な戦いの火蓋が切って落とされた-。
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奇寿部の柳斎の大鐘乳洞を隠密裏に改造したアジト奇御戸を「生樹の者」たちが人質史織の救出に急襲。瞬間移動、念動力、精神感応、空中浮揚、さらに得体の知れない妖獣・夷獣。それらを駆使しての、縄文人の戦いを彷彿させる、華麗、妖艶、惨烈極める戦いが両者の間に繰りひろげられる-。 1994/11/05 発売