1994年11月発売
小説新子小説新子
見知らぬ男に嫁ぐ17歳の冬の朝、母となりながらも出口の見えない夫との地獄、家を去り河川敷での創作にすべてを委ねた繚乱の日々、妻子ある男への消し尽くせない情念の炎、夫の死、愛を勝ち得た58歳の新妻の旅立ちー。激しさと優しさが織りなす新子川柳の世界のすべてを晒す、渾身の半生記。
織田信長一妻六妾伝織田信長一妻六妾伝
戦乱の世を力ずくで平定し、天下人となった織田信長。尾張統一、桶狭間の戦い、美濃攻略にはじまる激しい歴戦を経て、謀反によって本能寺で果てた信長の生涯を陰で支えた女たち。生娘を嫌い、性技に長けた若後家を好んだ信長は、吉乃・直子・お稲などの妖艶な熟女とのまぐわいに耽り、戦さに疲れた心を癒した。女を通して信長を描いた異色作。