小説むすび | 将神の火焔陣(天長篇)

将神の火焔陣(天長篇)

将神の火焔陣(天長篇)

出版社

徳間書店

発売日

1991年10月1日 発売

長安城内の歓楽街・平康坊に入り浸る顕聖二郎真君。天上世界を統べる玉皇大帝陛下の甥御さま、金闕雲宮を守護する禁軍の総帥たる御身さまが…と相変らず東方朔が心にもない説教をくりかえすある日、魏徴は衛国公・李靖と秘書省の李淳風を訪れた。星辰の図を示した李淳風は「命を革むる。天が、他者をもって李氏を易えようとしております」と告げた。驚天動地、太宗・李世民の世が何者かに覆えされようとしている。現王朝滅亡の不吉な予言であった。シリーズ第3弾を2篇に分けて贈る、井上祐美子が雄渾に描く巨篇。

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