小説むすび | 第七の空母(4)

第七の空母(4)

第七の空母(4)

東京湾を遊戈していた「米賀」の警戒空域を旅客機に偽装したリビア軍のDC6機が侵犯した。上空で哨戒飛行中の石川大尉の零戦が迎撃に向かったが、そこへメッサーシュミットが襲いかかる。傭兵飛行隊長〈殺し屋〉フリースナー率いる四機のME109だった。航続距離六百六十キロのメッサーシュミットが東京湾まで出撃してこれるはずはない。中国か朝鮮半島のどこかにカダフィ大佐の秘密基地があるはずだった。さらに空母二隻を中心とするカダフィの機動部隊が密かにアラビア海を東進中との情報も入ってきた。藤田提督は秘密作戦を胸に巨大空母「米賀」を九州沖に進出させた…。

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