小説むすび | 胡蘭伝奇抄(地獄篇)

胡蘭伝奇抄(地獄篇)

胡蘭伝奇抄(地獄篇)

著者

山口椿

出版社

徳間書店

発売日

1998年1月15日 発売

この時代地上最大の都である唐、長安。ここに平康坊と呼ばれ、皇城太廟署の角に接したところに巨大な遊廓があり、一般には北里とよばれた。酒の相手をする胡姫の数は多かったが、妓女は少ない。胡蘭はその妓女で、俊敏で白皙緑眼の絶世の美女、西域の歌舞奏曲を乞われて玄宗宮廷で教示した。気ままな妓女くらしが、性に合ってるのか相変わらず北里にあった。性の絢爛と退廃の腐臭が漂う伝奇巨篇書下し。

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