出版社 : NHK出版
NHK連続テレビ小説 なつぞら 上NHK連続テレビ小説 なつぞら 上
戦争で両親を失った奥原なつは、9歳のとき、北海道・十勝で牧場を営む開拓民の家族に引き取られ、広大な自然と、開拓者精神にあふれた強く優しい大人たちのもと、たくましく育っていく。やがて、成長したなつは、十勝で育まれた豊かな想像力と開拓者精神を生かし、当時まだ「漫画映画」と呼ばれていたアニメーションの世界へチャレンジするー。
護られなかった者たちへ護られなかった者たちへ
仙台市の福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か?なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか?罪と罰、正義が交錯した先に導き出されるのは、切なすぎる真実ー。