1997年7月30日発売
セントラルアパート物語セントラルアパート物語
何もかも輝いていたあの頃のセピア色した思い出の街。さらば、帰らざる日々。そして青春の坩堝(ゆめ)よ、永遠に。石原裕次郎、渥美清、伊丹十三。若き日のタモリ、往年の寺山修司…。有名人たちが彩る、懐かしのTOKYOセンチメンタル・ジャーニー。こころの印画紙に綴られた初の長編小説!甦る70年代グラフィティ。
眠りの帝国眠りの帝国
持っているスーツは1着、パジャマは40着。現実から逃れ「眠り」の世界を追求する不眠治療医ジョゼフは、謎の中国人骨董商から買った古いジャズレコードにヒントを得、「眠りの装置」を発明する。毎夜パジャマに身を包み、真の眠りを目指した彼が彷徨った夢と現実の世界とは?古今の文学的伝統と教養から広く着想を得、幅広い知識を作品にちりばめて、エスプリとウィットに富んだ独自の文学世界を築いている著者の鮮烈のデビュー作。
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