2001年7月31日発売
共犯マジック共犯マジック
人の凶兆・不幸のみを予言する、謎の占い書「フォーチュンブック」。読者の連鎖的な自殺を誘発し、回収騒ぎにまで発展したこの本を、松本市のとある書店で偶然入手した、七人の男女。彼らは、運命の黒い糸に搦めとられ、それぞれの犯罪に手を染める。そして知らず知らずのうち、昭和という時代の“共犯者”の役割を演じることに…。錯綜する物語は、やがて、驚愕の最終話へ-!!連作ミステリーの到達点を示す、気鋭・北森鴻の傑作最新長篇。
流れ星の家流れ星の家
ボクの家は戦場だった。仕事で家を出ていった母、受験で下宿を始めた兄、そしてワケあって帰ってこない父。強制的にひとり暮らしとなった14歳の我聞の家では、夜毎騒ぎが巻き起こる。愛と興奮と戸惑いと狂騒のモンゼツ青春私小説。
PREV1NEXT