著者 : あかこ
汪国の妃玲秋は、かつて陰謀に巻き込まれ、幼き公主珠玉とともに命を落とした。だが彼女は時を遡って蘇り、同じく過去を繰り返していた皇子紫釉と巡り合う。玲秋を愛する紫釉の協力で、ついに珠玉を助け生き延びたのだった。 そして現在。一時の皇帝となった紫釉の指揮で、汪国の改革は進む。だが紫釉は玲秋が殺される夢を見てしまう。やがて勃発する後宮襲撃事件。そして玲秋の護衛についたのは、過去に彼女を殺した将軍劉偉だったーー。 愛憎の果てに待つ未来へ、二人は向かう。中華後宮輪廻恋物語! 目次 序章 一章 中秋節 二章 護衛 三章 抓周 四章 外朝 五章 真実 終章 後宮は処処 啼鳥を聞く
社畜事務員だった前世を思い出したパトリシアは、浮気した婚約者から慰謝料をもぎ取り婚約破棄! 堅実に働いて生きようと求人のあった傭兵ギルドを訪ねると、そこは領主の遠縁の男がやりたい放題のブラック職場だった。 「ならばトップを追い出し、新しい仕事を獲りに行くのですわ!」 パトリシアは平穏な職場を求め、やる気のない傭兵ヒースとこっそり改革に乗り出す。有能だが恋には鈍い元令嬢の心も、ゆっくり動き出しーー? プロローグ 一章 婚約破棄の手続きはお済みですか? 二章 組織改編を行いますか? 三章 目標を設定しましょうか? 四章 引退の手続きはお済みですか? 五章 任務達成でよろしいでしょうか? エピローグ
■あらすじ 汪国の妃、玲秋は敬愛する幼い公主、珠玉と共に確かに死んだ。皇帝に愛されることもないまま、突如国で謀反を起こした第三皇子、紫釉により生き埋めにされたのだ。 --けれど、玲秋は生きていた。なんと二年も時の戻った状態で。 舞い戻った後宮で未来を変える方法を探ろうとした矢先、玲秋は後宮前でそこにいないはずの人物ーー紫釉と出会ってしまう。過去を思い出し警戒する玲秋をよそに、紫釉は珠玉の世話をする玲秋に対して好意的に接してきて……? 愛憎渦巻く後宮で数々の想いが交錯する、中華後宮輪廻恋物語! ■登場人物 ・玲秋(れいしゅう)…後宮の末端妃。後宮の片隅で物静かに暮らしていたが、謀反の際に生き埋めにされ死亡。二年前の後宮に舞い戻る。 ・紫釉(しゆ)…汪国第三皇子。突如謀反を起こす。玲秋が殺されたのは彼の命令らしいのだが……。 ■目次 序章 一章 回帰 二章 天の祭祀 三章 蓮花 四章 改編 五章 決着 終章 後宮戦わずして廟算に勝つ
グレイ王を断罪してからひと月と少し。新たな王・リゼルによる国の統治により、少しずつ戻りつつある平穏な生活。ある日、マリーはアルベルトから告げられる。「私と結婚しませんか」嬉しくもなぜか踏み切れない。それはマリー自身が、ある悩みを抱えており…。そんな中、行方不明だったティア王妃の魔の手がマリーたちに忍び寄る!「私、マリーに生まれ変われて良かった。とても幸せよ」処刑された悪役令嬢の数奇な運命の物語、ついに終着点へー。
無実の罪によって絞首刑をうけたローズマリーが、悪女として歴史に名を残して20年ー。何とローズマリーは、平民“マリー”として転生していた。前世の記憶があるマリーは過去の経験から、今度は平穏に生きていくことを望む。しかしマリーの望みとは裏腹に、マリーは王宮へと舞い戻るのであった…。「さあ姉様。貴女を殺した奴等をどうやって懲らしめたいですか?」生前可愛がっていた弟はすっかり変わり果て、姉の代わりに復讐を果たそうとしていた。「我が主。貴女の望みを教えてください」前世で忠誠を誓っていた騎士が、今世でも忠誠を誓ってくる。かつて自分を殺した相手に、仕返しなんて考えていないのに。周りがそれを許してくれないんですけど…!