著者 : あるみっく
我が家が神宮寺家の隣に引っ越してきたのは僕が六歳の頃。それから高校一年の現在に至るまで両家両親共々仲が良く、そこの双子姉妹とは家族同然で一緒に育った親友だった。 見た目ボーイッシュで中身乙女な姉・琉実と、外面カワイイ本性地雷なサブカルオタの妹・那織。そして性格対照の美人姉妹に挟まれてまんざらでもない、僕こと白崎純。いつからか芽生えた恋心を抱えてはいても、特定の関係を持つでもなく交流は続いていたのだけれどーー。 「わたしと付き合ってみない? お試しみたいな感じでどう?」 --琉実が発したこの一言が、やがて僕達を妙な三角関係へと導いていく。 初恋こじらせ系双子ラブコメ開幕!
円四郎の通う独立学校に転校生として入学したメリル。あらゆる魔術を再現出来る《交渉人》の特性を持つ彼女だが、遅刻と居眠りで成績は最悪だった。 一方、学年トップだった美夜も、円四郎にあるツボを押されて以来、成績は下落し親には退学して結婚しろと迫られていた。 そんな彼女たちの評価アップと、報奨金を貧乏生活の足しにするため、生徒会のミッションを受けることにした円四郎。魔術は使えなくても武術で生徒会幹部に実力を認めさせると、提示されたのは街を騒がす高層ビル連続爆破犯の確保だった。 成果を上げるべく調査を進めていくなか、候補に浮かんできた人物はなんと学園の先輩、宇佐美七海で──!?
魔術師養成学校の落ちこぼれ、天神円四郎は退学の危機に瀕していた。世にも希な《破壊》の特性を持つものの、一度も魔力を扱えたことがない。そんな彼に実技試験の日が訪れる。 対戦相手は学年トップの成績を誇る三宮美夜。エリート美少女を相手に、しかし、円四郎は魔術ではなく武術で無双してしまう。 無能の烙印を押される円四郎だったが、ある日、研究所から逃げてきたという金髪の少女メリルを拾う。 自分で服を脱ぐこともできない世間知らずな彼女だったが、どんな魔術でも再現出来る《交渉人》の特性を持ち、その能力のために命を狙われているという。 メリルは護衛と引き換えに、ハズレだと思われた特性の真の力を教えると円四郎に取引を持ちかけてきてーー!?