著者 : あるみっく
ヒカリンを救うため、ダンジョンに潜り続けろ! ヒカリンの病気を治す霊薬を探してダンジョンに潜り続ける海斗たち。より深い層を攻略し、より強大なモンスターを倒し続けるが、一向に霊薬が出る気配はない。 行き詰まる状況下、それでもヒカリンを諦めきれない海斗は自身の運命を変えたきっかけであるスライム狩りと、それによるサーヴァントカードに一縷の望みをかけて挑むことにーー!! 仲間の命を救うため、ボロボロになっても戦い続ける、モブな高校生による大人気現代ファンタジー第10弾!!
斎川唯は悩んでいた。 理想のアイドルになるには何かが足りない。 ライバルたちよりも努力をしてきた自信もある。 でも、なぜか満たされない。 そこで何か新しいことに挑戦しようと思い立つ。 これまで体験していないものといえば過去に行くことをやめてしまった学校生活くらいでーー。 「わたし、学校に行きます!」 周囲の心配の声をおさえて学校に通い出したものの、トップアイドルの登校は当然話題になる。 すると偽者が現れたり、学園祭のステージに出ることになったりと、早速ハプニングが続くが……。 「学園祭を盛り上げて! 斎川唯の存在を、全世界に知らしめてあげましょう!」
晴れて恋人同士となった二人。 そして選ばれなかったわたし。 頭をからっぽにしなきゃ耐えられなくて、走っていれば気が紛れると思った。でも何をやっても駄目だ。 わたしはただ、振られただけーーううん、夢から覚めただけ。いつまでもぎくしゃくとしたままではいかない。泣いてばかりで、立ち直るにはもうちょっと時間がかかりそうだけど。 ああっもうっ、二人とも、本当にムカつくっ! バカっ! ……それでも、やっぱり大切な幼馴染なんだもん。 そんな自分たちの関係に戸惑いつつ、最低最悪だった夏が終わって、文化祭の準備に追われる秋が訪れた。
学校でも『黒い彗星』の正体がバレた!? 死闘の反動からか、入院してしまった海斗。検査の結果ただの重度の筋肉痛ということで、春香のお見舞いなどもありまんざらでもない日々を過ごしていた。退院したのち、ヒカリンを救う目的で深層に潜るため、各パーティメンバーが習得したスキルを確認していた海斗たちだが、シルフィーの手に入れたスキルの中に、ルシェの『暴食の美姫』の対になりそうなものを発見しーー。 学校でも女子の後輩に凄腕冒険者であることがバレ、ドタバタもさらに加速する! 大人気現代ファンタジー第9弾!
順調に深い階層へと歩を進める海斗たちは、相変わらずヴァンパイアや突然変異のオーガなど、通常では遭遇しないような強力なモンスターと戦う日々を過ごしていた。レベルが上がったり新しいスキルも手に入れ、順風満帆な生活を送っていた海斗だが、なんと日常生活でかつてない窮地へと立たされてしまう…!?というのも、春香にパーティメンバーが女性だらけであることがバレてしまい、さらにはメンバーたちと春香の顔合わせが行われることになりー。大人気現代ダンジョンファンタジー第8弾!
海斗の周りに起きる事件の理由が判明!? 時はバレンタイン。意中の春香からチョコを貰えて浮かれる海斗は今日もダンジョンへ挑んでいた。 魔剣バルザードの進化や、レアなジョブの発現、新しい魔法スキルの獲得など順調に成長していくK-12メンバーだが、またしても異常に強力な悪魔と接敵する。 なぜ海斗たちの周辺に特異な状況が起きるのか、不審に思っていた海斗に、シルフィーたちから驚きの真相が告げられる。そこには、ヒカリンのダンジョンへ挑む理由も複雑に絡んできてーー 大人気現代ダンジョンファンタジー第6弾!
文化祭でのテロを成し遂げた蓮と胡桃。しかし、腐った現実はそう簡単には変わらずーたった数日で、最悪な進学校は元の姿を取り戻しつつあった。そして迎えた夏休み。悪辣な夏季講習を破壊するため、二人は再びテロを企てるがー「-君たちだよね?学校に対して嫌がらせしてるの」なぜか二人の犯行を知っている学年トップの優等生・七々扇奈々により二人だけの世界は破綻し始める。二人の仲間になるため大規模なテロを起こすと宣言する七々扇と、それを阻止するためさらに大きなテロを企てる胡桃たち。二つのテロが交差する中で夏目が見た、学校の新たなる真実。悪いコでいるのも、簡単じゃない。新人賞“優秀賞”受賞の青春ピカレスク・ロマン、第二弾!
横浜でのデート。琉実と付き合っていた頃にも行った思い出の場所。あの時と違うのは、今日は那織も一緒ということ。7月24日。今日は僕の誕生日。琉実と那織から誘われて、三人で出掛けていた。-幼い頃からよく知る家族同然の三人で。昔みたいに。だけど、この楽しい時間がもうすぐ終わるということを、僕は知っている。今日僕は想いを告げる。告白の結果はどうあれ、一つの恋が終わることだけは間違いがない。この関係が崩れてしまうことに、もう戻れないことに対して明確な恐怖がある。それでも僕は言わなければならない。君が、好きだから。
暴言。人格否定。学力差別。価値観が歪んだこの進学校で、その後輩は突然僕に手を差し伸べた。黒髪に隠したインナーカラーをなびかせ、悪戯っぽく微笑む彼女の名前は星宮胡桃。「私、退学するんです。でも、逃げただけになるのは絶対に嫌ーだから先輩、一緒に学校を壊しましょう」有無を言わさず手を握らされ、巻き込まれる。二人ぼっちの反逆の日々。放課後、二人きりの部屋で、僕らはテロを企てる。そして、不純異性交遊に勤しむ。罪を重ね、唇を重ね、背徳的に堕ちていく。「ねえ、先輩。キスも立派な反抗になると思いませんか?」これは常識を捨て、優等生をやめ、大人への反逆を誓うーそんな僕らの、悪いコのススメ。
那織を部屋に泊めたことが親にバレた!しかもあいつ、下着をわざと忘れて母さんの目につく場所に仕込みやがったっ!!いや、落ち着け。考えるんだ白崎純。明らかに疑われてはいるが、実際そういうことはしていないんだから。だがこの一件を知った琉実は言う。「あの日できなかった続き、しよ?」そして日増しに積極的になる那織。「我慢出来なくなったって良いよ」もう引き返せない場所へと踏み入ってしまった実感がある。だが僕はまだ、どう向き合うべきか答えを出せていない。そんな中途半端な態度のせいで、那織と衝突して喧嘩に発展してしまう。琉実が仲裁に入ろうとしてくれるが、さらなる一波乱があり…?
「私のほうが先に好きだったんだもん…」突然の告白。あのときの小麦は俺が知らない顔をしていた。クールで誠実な普段の小麦とは違う、感情むき出しで必死な、ごく普通の女の子。だけど、そんな風に見えたから、俺は“そのあと”の出来事に抵抗できなかった。できるはずがなかった。鳩尾さんには絶対言えない。だって俺はもう鳩尾さんの彼氏で、鳩尾さんを“好き”だと決めたんだから。なのにー「しないわ。私からは。…玄から、して」俺は、どうしたらいい。抵抗不能。泥沼はより深く。青春泥沼トライアングル、転落の第2巻。
ダンジョン内の環境変化も激しくなり、事前準備が必須になってきたパーティ一行。地道に新たなスキルの獲得やレベルアップに勤しんでいた海斗たちだが、その探索の途中に新たな隠しダンジョンを発見してしまう。神を模した強力なモンスターたちの猛攻を何とかしのぎつつ進んだ先に待つものとは…!?モブ脱却を目指していただけなのに隠しダンジョンで命のピンチが!!大人気現代成り上がりダンジョンファンタジー第4巻!
三人の関係が再びうまい具合に収まればと、大人な私は二人のほつれをほどいてあげた。自分の本音に蓋をしてーそのつもりだった。だけど、二人はそんな私の想いを汲んではくれなくて、胸のうちを曝け出してなるものかと思っていたけれど、無理だった。耐え切れなかった。もう我慢なんてしない。私は私のやり方で純君の時間を拘束する。手始めに、部活を作る。うん、悪くない。だから、これからは今までみたいに優しくしてあげないからね、お姉ちゃん。なんて考えていたら、琉実がバスケ部の男友達に告白されたとかなんとかで、また純君の気持ちをかき乱すような厄介事を持ち込んできて…だるっ。私の邪魔したら、許さないからね。
元カノに女の子を紹介された。ショックだった。俺は内心、元カノ・小麦を引きずりまくっていたからだ。でも、紹介された小麦の親友・鳩尾さんはすごくかわいくて、天使みたいにいい子で、そんな彼女が勇気を振り絞ってくれた告白を断りきるのは難しかった。小麦を忘れていない罪悪感はありつつも、付き合っていくうちにいつか鳩尾さんのことは好きになれる。そう思っていた。-そんなはずが、ないのに。「わたしのために、クズになってよ」正解なんてない。だけど、俺たちは致命的に何かを間違えたー。恋と友情、そして嘘。ピュアで、本気で、だからこそ取り返しがつかない、焦げついた三角関係が動き出す。
あいり、ミク、ヒカリンなど女子だらけのチームによるダンジョン探索も、絆が深まったことで連携が取れるようになってきた海斗。魔剣の進化もあって順調に戦力を高め、階層を進める彼らの前に、その階層にはありえないモンスターが姿を現す。なんとか撃破した海斗たちだが、その奥から更なる脅威が迫っておりーモブ脱却を目指していただけなのに大いなる世界の動きに巻き込まれる!?大人気現代成り上がりダンジョンファンタジー第3巻!
わたしの妹は昔から賢くて、変わり者で、自由だった。純と付き合うよう仕向けたわたしの狙いにも容易く勘付き、結果、那織の策略によって三人のこじれた関係がリセットされるに至ったのが先日のこと。那織曰く、「単純明快な三角関係でしょ?私はもう手加減しないからね」だからこれからは正々堂々の勝負…なはずだけど、やっぱりこじれてばかり。友達の慈衣菜は純に勉強教えて欲しいとか言い出すし、那織は機嫌が悪いみたいだし、純は恋愛そのものから距離を置こうとするし。わたしはと言えば、まだこの状況を素直に飲み込めなくて。そんな中、わたしたち姉妹の誕生日が近づいてくる。…だからちょっとだけわがままを言ってみたい。昔みたいに、キスをして、って。
「JCとメシを食いに行ってくれ!!」唐突に“未来の俺”を自称する老人が現れて俺に懇願してきた。もちろんこんな怪しい話には取り合わなかったものの、むりやり連絡用のアプリを入れられてしまったーってなことがあったんだよね〜、と幼馴染の原見に話すと何言ってるのかわからないという顔で行くのを止められる。当然か。でもどんなJCが来るんだか気になって当日待ち合わせ場所でアプリを開くと、指定の場所は高級焼き肉店。「お肉だね!?早く!!お肉だよ!?」そしたらお肉大好きな原見が超絶乗り気に!?待て待ていくらなんでも怪しすぎるだろこれ!?だけどお肉が地球を救う!?少し不思議なグルメラブ・コメディ、開幕!
我が家が神宮寺家の隣に引っ越してきたのは僕が六歳の頃。それから高校一年の現在に至るまで両家両親共々仲が良く、そこの双子姉妹とは家族同然で一緒に育った親友だった。見た目ボーイッシュで中身乙女な姉・琉実と、外面カワイイ本性地雷なサブカルオタの妹・那織。そして性格対照の美人姉妹に挟まれてまんざらでもない、僕こと白崎純。いつからか芽生えた恋心を抱えてはいても、特定の関係を持つでもなく交流は続いていたのだけれどー。「わたしと付き合ってみない?お試しみたいな感じでどう?」-琉実が発したこの一言が、やがて僕達を妙な三角関係へと導いていく。初恋こじらせ系双子ラブコメ開幕!