著者 : うえお久光
みークルのメンバー真嶋綾は夢を見ていた。こういう場合、見ている夢はたいてい嫌な夢で、実際真嶋綾が見ていたのも嫌な夢だった。もっとも夢にはたいてい終わりがあり、幸い、真嶋綾も目覚めることが出来た。悪夢の終了。…ところが目を覚ました綾を待っていたのは、“悪夢のような現実”だったー!腕輪型の「知恵の実」に取り付かれていた真嶋綾の運命は…!?一方、真嶋綾を救わねばならないみークルの面々であるが、真嶋綾を“狙う”ボクシング部の一年生ー高虎穂浪の登場で決闘騒ぎが巻き起こり…!超人気のファンタジックミステリー第5弾。
ついに舞原姉とたどり着いた和歌丘タワーワールド。総面積約十五平方キロメートルの園内は、『緑の国』『風の国』『水の国』『闇の国』、と四つのエリアに分けられ、四つのエリアには当然のようにそれぞれ特徴ある絶叫マシンが揃えられ、舞原姉に望まれるまま、堂島コウは次々と苦手なそれらに乗ることになる。しかもこれは舞原姉の初デートで、予定通り進めば初キッスの舞台となるはずで……。 一方、舞原家の実働部隊『スタッフ』のトップは不穏な動きを始め、さらに〈知恵の実〉まで関わってきてーー。 ……果たしてコウの運命は!? 人気シリーズ第4弾、登場!!
“悪魔のミカタ”への協力の代償として、舞原姉にデートを申し込むことになった堂島コウ。だが、妹を宇宙人にさらわれたという過去を持つコウをもってしても(?)、気後れしてなかなか舞原姉を誘うことが出来ない。しかも舞原姉の理想は「初めてのデートで、初めてのキス」なのだという。つまりデートのみならずキスもしなければならないわけで、ますます気後れし、にもかかわらず舞原妹からは矢の催促をされ、さんざん思い悩んだコウの結論は!? 第8回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞シリーズ第3弾。
“悪魔のミカタ”として悪魔の味方をすることになった堂島コウ。「悪魔見習い」から「見習い悪魔」に昇格したアトリらとともに最初に扱うのは“マリア・ドール”消失事件で、これは郵送中の大理石の像がトラックの中から突然消失するというきわめて不可解な事件である。契約完了魔力の発生から、インヴィジブルエアという名の“知恵の実”が関係していることはわかったのだが…。インヴィジブルエアの、物体を透明に換える能力が大活躍!第8回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞シリーズ第2弾。