著者 : げみ
四つ葉通りには秘密がある四つ葉通りには秘密がある
活気と人情味あふれる四つ葉通り商店街。宇都宮にある、このありふれた商店街には謎があった。「花泥棒」に「50年越しのクレーマー」、そして「存在しないはずの人影」。タウン誌の広告営業で訪れた野々村里々香は、推理好きの中学生・瑞希の謎解きに巻き込まれ、事件に隠されていた秘密の“想い”を明らかにしていく。やがて瑞希は、里々香が抱えていたある秘密まで暴いてしまう。そのことが四つ葉通り全体を巻き込んだ大騒動に発展しー。商店街で繰り広げられる、ワケありな人々の“秘密”の物語。
謎解き茶房で朝食を謎解き茶房で朝食を
東京のオフィス街で静かに営業する蓮心茶房のオススメは、店主がお客に合わせてブレンドするお茶とお粥のセット。会社員の曄子が蓮心茶房を見つけたのは、信頼していた上司が突然退職した時。仕事を引き継いだプレッシャーで眠れないまま夜を明かしたある早朝だった。何も言わなくても店主の蓮には曄子の悩みはお見通しのよう。おそるおそるドアを開けた曄子をにこやかに迎え、お茶をブレンドすると…。1杯のお茶が、すべての疲れた社会人をおいしく温める。癒やしのグルメ・ミステリー。
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