著者 : さんど
カニスタ国に渡り、晴れてアシュレンの婚約者となった薬草研究者のライラ。順風満帆な生活を送っていたある日、ライラはアシュレンと共に遠方へ現地調査に行くことが決まる。泊まりがけの調査にドキドキが膨れ上がるライラだったが、そこに現れたのはエリオットと名乗る隣国の王子だった。学友ながらもアシュレンを敵視し、ライラとの距離もやたら近い王子に辟易する一行。それと同時に、“毒”にまつわる事件の歯車も動き出していたー。背中を預け合う二人に愛の試練が訪れる、悶絶必至の研究ロマンス・第二巻!
迷宮都市での依頼を達成したルードたちは、天使との戦いも乗り切り、無事アバンシアへと帰還した。マニシアとの再会を喜ぶのも束の間、そんなルードたちを待ち受けていたのは、エルという女性と新たな依頼だった。依頼者であるエルが暮らしている村では、ここ最近行方不明者が現れ、その原因が分からないことから、ルードたちに調べてほしいということだった。快く引き受けたルードたちは、すぐに依頼のあったリンドン村へと向かうことになるのだがーーー。
魔界での戦いを終え、アバンシアへと帰還したルードたち。モーの問題解決のため、アモンに相談をしたところ、モーが迷宮を造れば解決できるかもしれないと分かる。そのことをモーに伝えたところ、ルードたちが管理するということで新しい迷宮を作ってもらい、アバンシア迷宮のときと同じようにポイントを稼いでいく。準備したポイントで最高ランクの魔物イルラを作ることに成功した一方で、予想以上にルードになついてしまっていた。ただ、それでもモーの助けになることはでき、彼女の問題を解決することに貢献することができたのだった。
平穏な生活を送っていたルードだったが、再びマニシアの体調が悪化し始めたことに頭を悩ませる。なんとかしたいと考えたルードは、新たな迷宮の秘宝を手に入れるため、アモンに情報を聞こうとする。迷宮の秘宝、ブライトクリスタルの存在についてを聞くのと同時、アモンはマニシアの応急処置として魔法の訓練をするように言われる。マニシアは圧倒的な魔力量で魔法を放てるようになり、しばらく体調は改善したのだがまたすぐに悪化してしまう。ブライトクリスタルは魔界に行けば手に入ると聞き、ルードはアモンの力で魔界へと向かうことにするのだがー。
アバンシアにて日常を送っていたルードだったが、近隣でゴブリンの巣が発見されたと報告を受ける。時を同じくしてニンから、行方不明になっている聖女の捜索を手伝ってほしいと依頼を受ける。ゴブリンの巣内部に聖女と思われる反応を確認したルードは、仲間たちともにゴブリンの巣の攻略へと向かう。ゴブリンの巣の攻略を行うとそこには依頼にあった聖女ミーティの姿があった。ミーティを保護して一件落着と思っていた矢先、ミーティから新たな依頼をされる。「魔物に襲われているイージス村を救ってほしい」。そう語るミーティの傍らには、異様な魔力を持つ魔王リービーが姿を見せた。
アバンシア迷宮での戦いを終えたルードの元にやってきたのは、美しき騎士団長ベルトリアだった。彼女はルードに依頼を出すため、直接アバンシアへと来ていたのだ。ベルトリアによって告げられた依頼は『王都に出現した迷宮の攻略』。ルードは、その依頼を引き受け、仲間たちと王都へと向かう。迷宮は巨大図書館内に出現していた。すぐに皆とともに迷宮へと入ったルードは、誰もいるはずのない場所でとある人物と出会う。一方、迷宮攻略を行う傍ら、リリアとリリィの誕生日が近づいていることを知ったルードは、彼女らのプレゼント選びについても頭を悩ませていたのだがー。
ケイルドの迷宮を攻略して戻ったルードを待ち受けていたのは、隣国ブルンケルスから逃亡してきたホムンクルスだった。まだ仲間が襲われていると聞いて急遽、森に向かうと、そこでは衝撃の光景が繰り広げられていた。その場で追跡者を退けたルードは、襲われていた者たちをアバンシアに連れて帰ることにする。ブルンケルス国ではとあることが行われており、あまりに非道な仕打ちに逃げ出してきたのだという。隣国の情報と引き換えに、彼女たちの身柄を保護することになるのだが…。WEBの大人気作が大幅ブラッシュアップで進化して登場!
アバンシア迷宮を攻略したルードは街の管理に追われていた。迷宮の発見で急激に人が増えたアバンシアの街では、冒険者たちが滞在する環境が整っておらず、あちこちでトラブルが起きてしまっていた。そんな中、ルードをさらに悩ませていたのは守護者マリウスの存在だった。なぜか仲間として加わったマリウスは、ルードに迷宮の管理を手伝ってほしいと言い、毎日のようにクランハウスに押しかけてくる。代わりにクランの運営を手伝ってもらうことで話をつけ、迷宮の管理部屋に行くと、そこではなんと迷宮の魔物を作り出せるようでー。
歴代最高と呼ばれる体力を持つルードは、大盾で敵の攻撃を引き受けるタンク役として、勇者パーティで活動していた。しかし、思うように迷宮攻略が捗らないことに苛立った勇者のキグラスから、無駄に体力を削られるだけの役立たずだと言われ、パーティを追放されてしまう。ひとまず最愛の妹に会おうと思い故郷に帰る途中、ルードは魔物に追われている少女を見つけて助け出した。助けた少女はとても珍しい「鑑定」のスキルを持っていた。少女に頼んで「鑑定」してもらうと、なんとこれまで使えないと思っていたスキルは、実はとてつもなく強力なスキルであったことが判明する。ルードは持ち前の膨大な体力とスキルを駆使して、最強のタンクとして実力を発揮していくーー。