著者 : しめさば
両想いを確認し合った後藤と吉田。2人の前に大学生になった沙優が現れた。 ようやく結ばれる寸前の後藤への想いが日増しに強くなるのと同時に、吉田は以前より大人びた沙優にどこか欠けたピースが埋まるような安心感もおぼえてしまって……。 そんなタイミングで後藤が仙台支部へと転勤することに。 「私はすべての選択肢の中から、私を選んでほしいだけ」 「吉田君は……誰と一緒に、変わっていきたい?」 何年も片想いし続けた憧れの上司と、家族のように慈しんだ大切な女の子。 2人の想いと自分の気持ちに向き合った吉田が選ぶ運命の行先はーー。
吉田の長年の片想いの相手・後藤愛依梨の好きな人は吉田である。お互いに好意を自覚しながらも、吉田の家に居候していた女子高生・沙優が北海道に帰って半年。2人はまだ関係を進められずにいた。一度吉田の想いを拒絶した後藤が「恋人」という関係に踏み出すために必要なのは、今度は後藤から「好きだ」と告白することだけ。なのに、いつまでも臆病なままの彼女に焦れた神田に促され、後藤は吉田を京都旅行に誘うことになってー。温泉の湯上り、同じ部屋、そして…好き同士。「吉田君がしたいなら…いいよ?」後藤愛依梨と吉田、2人の想いが実る、シリーズ外伝第2弾。
他人の感情、痛み。それを感じる不可解な「能力」に嫌気が差して僕は線路に飛び出す。生きる事に意味を見いだせない。適当に捨てようとしていた命をーハチと名乗る少女が拾った。「いらないなら、くれよ。私に」「欲しいんですか。こんなのが」ハチが僕を連れて行ったのは警視庁特殊捜査班“ダイハチ”。それは警察が表立って動くことのできない裏の事件を秘密裏に捜査する機関だった。「君のその能力、そしてその命は、私にとっては必要だ」傲慢で尊大で、けれど不思議な魅力を持った少女が差し出す危険な任務を引き受け…ただの高校生だった僕は、安土桃矢は、いずれ「何者か」になれるような気がした。
「あたし…やっぱりripqleを再結成したい」裏接待問題の一部を暴いたことによって、麗の目標は再び杏樹とのペアユニット再開へと向かい出す。「マネージャーのマネージャー」として真央のアシスタント業務を請け負うこととなった優羽。麗のマネジメントで手一杯な真央の代わりに、杏樹の再スタートのための足掛かりを、優羽は少しずつ探り出す。杏樹を追い詰めた諸悪の根源は取り除かれ、彼女は麗の元へ戻ってくるのかと思われたが…。“瀬在麗”というアイドルの闘いであった『伝説のライブ』のその後、もう一人の少女の闘いがー始まる。
三島柚葉はずっと、片思いをしている。片思いの相手である吉田の家に同居していた女子高生は、少し前に北海道へ帰った。しかしいつまで経っても心ここに在らずの吉田に呆れた三島は、残業上がりに強引にレイトショーへと連れ出した。映画に感情移入して涙を流す三島に、吉田は「お前みたいにはできないな」と他人事のように呟く。人の心にズカズカ入り込んでくるくせに、いつまでも無関係な脇役のつもりでいる、ずるい人。その鈍感さに焦れた三島は不意に彼の唇を奪って…。「どうしてこんな人、好きになっちゃったんだろ…」三島柚葉の恋の終わりを描く、外伝。
魔法少女の雪船エリザはある日、誰かの助けを求める声を聞き、その声に導かれるように奇妙な花を発見する。翌日、その花を詳しく調べるために東山陽彩ら私立武良穂のメンバーを連れて再び茂みへと赴くエリザ。しかしそこに目的の花はなく、代わりに並行世界への入り口であるバカアワビが広がっていた!「悪魔が関わっているなら魔法少女として見過ごせない」と並行世界へと乗り込む魔法少女たち。だがそこで待っていたのは、巨大な花の蕾を信仰する滅びかけた村と、エリザによく似た顔の少女だったー!?
“完全無欠”のアイドル瀬在麗。推したアイドルが不祥事などで、ことごとく引退していった僕の、最後の希望が麗だった。そんな麗の握手会。しどろもどろにも言葉と握手を交わしたその夜に、彼女は何故か僕の家に押しかけてくる。「君さ、あたしの彼氏になってくんない?」麗のその言葉から僕の日常は急変した。ステージ上の麗しか知らない僕に次々と開帳されてゆくオフの姿。そして、麗が僕に近づいてきたことには「恋人になる」とは別の目的があり…。二人の“恋人ごっこ”が向かう先にあるものとは。アイドルを巡る、新たなる闘いの物語。
半年以上一緒に暮らしたアパートを後にして、吉田と沙優は共に北海道へ向かう。「家に帰る」という目標の達成は、同時に少しだけ先延ばしにした2人の別れがやってくるということ。その前に、沙優は「高校に寄ってほしい」と呟いた。彼女が普通の女子高生ではいられなくなった、きっかけとなる事件の現場。家出して遠く離れた場所に逃げてまで、目を背けてきたことにようやく立ち向かおうとしている。沙優の背中を後押しするため、吉田は夜の学校の階段を上って…。「私、お髭のサラリーマンの吉田さんに出会えて良かった」サラリーマンと家出女子高生の同居ラブコメディ、堂々の完結!
「沙優ってやっぱり料理上手いよな」「あ、そ…そう?」目玉焼きの食べ方から、相手の知らなかった一面を垣間見る、吉田と沙優。「今日の私の服装…どうですか」好きな人と見に行く映画に、洋服にも気合が入る三島。「大人の休みって…暇ね…」久々に体調を崩した後藤のちょっと甘えたがりな一面。「早く大人になりたいな」休日の公園でブランコに揺られて呟くあさみ。「うん、行こう!遊園地!」いきなり吉田を誘って遊園地デートに繰り出す神田のほろ苦い恋の話。家出JK・沙優とサラリーマン・吉田とのほんわか2人暮らしと、彼らを取り巻く「彼女たち」それぞれの日常の1ページ。
世界を脅かす「悪魔」と戦いの日々をすごす魔法少女たち。けれど今日はみんなが楽しみにしていた都立有羽の学園祭!遊部いろはも友人たちとつかの間の青春を謳歌していたーそんな時、親友の朝永花織から「校内に悪魔が出たから追いかけるね!」と連絡が入る。遊びに来ていた他校の仲間たちも集合し、急ぎ花織と悪魔を探すが、いつまでたっても花織は見つからない。それどころか他の仲間までもが行方不明になってゆき…。新世代型アーバンポップ魔法少女RPG『マジカミ』が、小説オリジナルエピソードで登場!
家出JK・沙優とサラリーマンの吉田、2人の同居生活は沙優の兄・一颯が訪ねてきたことで突然終わりを迎えることに。家に連れ戻されるまでに与えられた猶予は、たった1週間。 吉田が自分にそうしてくれたように、自分自身としっかり向き合いたい。 タイムリミットを前にして、沙優はゆっくりと口を開いた。 「聞いてほしい。私の……今までのこと」 学校のこと、友達のこと、家族のこと。沙優が何故家出をして、こんな遠く離れた街までやってきたのか。そして吉田と暮らした日々で、彼女が得たものとはーー。 サラリーマンと女子高生の同居ラブコメディ、急展開の第4巻。
2人でいることがすっかり当たり前になってきた、家出JK・沙優とサラリーマンの吉田。自分とまっすぐ向き合ってくれる吉田と同居するうちに、沙優は自分の将来を見つめ、実家へ帰る覚悟を決めつつあった。そんなとき、吉田と同じ会社に、高校時代の彼女・神田先輩が異動してくる。吉田がかつて付き合っていたひと。予想もしなかった存在に、沙優の心はかき乱される。「私のことは、どう思ってる?」「吉田さんにとって、私って、何?」さらには戸惑う沙優のバイト先へ見慣れない高級車が現れてーーサラリーマンと女子高生の日常ラブコメディ、波乱の第3巻。
ヤケ酒の帰り道に、家出JK・沙優を拾ったサラリーマンの吉田。そのまま始まった微妙な距離感の同居生活にも慣れてきた頃、沙優から”お願い”を切り出される。「バイトをさせてください」「いいぞ」「いいぞって! ……え、いいの?」 遠慮ばかりだった沙優が「自分のやりたいこと」を教えてくれた。それだけのことがなんだか嬉しい吉田。そんななか、元片想い相手である後藤さんに、なぜか2人きりの夕食に誘われてーー「吉田君のお家に行きたいって言ってるんだけど」サラリーマンと女子高生の日常ラブコメディ第2巻。
5年片想いした相手にバッサリ振られたサラリーマンの吉田。ヤケ酒の帰り道、路上に蹲る女子高生を見つけてーー「ヤらせてあげるから泊めて」「そういうことを冗談でも言うんじゃねえ」「じゃあ、タダで泊めて」なし崩し的に始まった、少女・沙優との同居生活。『おはよう』『味噌汁美味しい?』『遅ぉいぃぃぃぃぃ』『元気出た?』『一緒に寝よ』『……早く帰って来て』家出JKと26歳サラリーマン。微妙な距離の二人が紡ぐ、日常ラブコメディ。